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近畿大阪銀行

きんきおおさかぎんこう

近畿大阪銀行とは大阪府大阪市にかつてあった地方銀行。りそなHDにおける関西圏のリテール店舗として屋台骨を支えていたが、2019年4月1日に三井住友銀行系の関西アーバン銀行と合併して関西みらい銀行となった。
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概要編集

共に第二地方銀行だった近畿銀行大阪銀行が旧大和銀行と提携を結び2000年4月に合併して誕生した。金融機関コードは大阪銀行と同じ「0159」で、後に合併で改称後の関西みらい銀行でも継続している。

バブル崩壊によって発生した不良債権を特別清算するほど弱体化していた大阪銀行が体力的に余裕があった近畿銀行と交渉の末、財務体質を改善する目的で大和銀行傘下となる経緯で生まれた銀行だった。2001年には同じくバブル期の不良債権で虫の息と化していたなみはや銀行から経営権を大和銀行と共に譲渡されている。


親会社の大和銀行あさひ銀行と合併してりそな銀行になってからも関西圏における中核銀行として重要視されていたが、リーマンショックから由来する金融業界の先行き不安から三井住友銀行りそなHDへ傘下2行(関西アーバン銀行みなと銀行)の経営権譲渡の交渉を申し出ると、中小企業対象のリテール融資を強みとするりそな銀行側は嫌々合併統合に応じざるを得なくなる。


三井住友銀行側からの押し付けがましい再編論争の末。2019年4月1日をもって近畿大阪銀行は関西アーバン銀行と合併して関西みらい銀行として発足することになり、りそな銀行三井住友銀行が共同出資する関西みらいフィナンシャルグループ傘下となった。


りそな銀行との関係編集

バブル期で稼ぎ頭としていた外国拠点を撤退さぜるを得なかった大和銀行が打ち立てた地銀広域連携「スーパーリージョナルバンク」構想を体現させる銀行として、近畿大阪銀行は親会社がりそなHD体制となっても重要視されていた。その証としてか、2016年にりそなグループ統一のものに改められるまで旧大和銀行の社章が使用されている(形状が同じで配色のみ異なり、これは合併元の前身銀行のロゴ色に合わせられている)。


もっとも、「スーパーリージョナルバンク」構想を掲げてしまったがため三井住友銀行からの無茶な地方銀行再編話に乗らなければ立場がなくなる状況に陥ったのだが……。


関連タグ編集

りそな銀行・・・かつての親会社

近畿銀行 大阪銀行・・・近畿大阪銀行の合併元となった前身銀行

関西みらい銀行・・・関西アーバン銀行と合併して誕生した後続銀行

関西みらいフィナンシャルグループ・・・組織改編後にりそなHDが出資する持ち株会社

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大阪府 大阪市

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