概要
「ガレージキット」は、レジンキャストやバキュームフォームのような、少数生産向きの方法で作られる組み立て模型。略して「ガレキ」ともいう。
それに対して、射出成形で大量生産されるものを「プラモデル」と呼ぶ。
個人やグループや小規模メーカーなどで作られる場合が多いため、価格は一般のプラモデルに比べれば高めの傾向にある。
組み立てにはある程度の技術を必要とする、上級者向け未塗装の組み立て模型であるため、表面の離型剤の洗浄や、気泡のパテ埋め、事後変形の修理、接着、塗装などに手間がかかる。
最近では、塗装の手間を軽減するために、ある程度色分けされたキット(カラーレジンなど)も発売している。
その種類には、「バキュームフォーム(真空成形)」「レジンキャスト」「メタルキャスト」「ソフトビニール」「エッチング」「インジェクション」などがある。
「ガレージ」とは、元々「作業場」の意味からの転用であると言われているが、「ガレージキット」という呼び方は日本で生まれたようであり、その由来については明確なものはない。
過去にはバンダイもBB戦士の改造パーツ等を「B-CLUB」ブランドでガレージキットとして発売していた時代もあり、またリミテッドモデルブランドでガレージキットに近いプラモデルを発売していたこともある。
ツクダホビーではジャンボフィギュアブランドでガレージキットを販売していた。また、青島文化教材社もガレージキットの販売を手掛けてる。
ハセガワではエッチングやレジンキャストパーツ等をディテールアップパーツセットとして販売するだけでなくキットに付属して販売する事もある。
コトブキヤはガレージキットを販売するだけでなく、同じ原形で完成品とレジンキャストキットの両方販売していたこともある。
関連イラスト
関連タグ
インジェクション バキュームフォーム レジンキャスト メタルキャスト ソフトビニール エッチング ガレキ