概要
何らかの理由で欠損した四肢(手足)に代わり、外見や機能を補う目的で装着する人工物。概ね、上肢(腕)を補うものを「義手」、下肢(脚)を補うものを「義足」と呼ぶ。
古くはそれぞれの部位に棒を付けた淡白なもので、決して充分に機能を補えるものではなかったが、近年では、残された部位の関節やバネの力を利用して一部の動作を行える能動式、機械装置を取り込んで脳からの命令で発生する電位を察知して動作する筋電式など、多機能化が進んでいる。デザインについても、3Dプリンターの登場により多様なデザインを表現出来るようになりつつある。
創作においては、特にサイバーパンクなどのジャンルで機械式の義肢が登場しており、作品によってはこれらを装着するキャラクターが「サイボーグ」として扱われることもある。