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五道転輪王

ごどうてんりんおう

日本の地獄に座す冥府の審判「十王」の一席。その最終審を司る。 三回忌(死後2年目)の担当で、第七審「泰山王」以後の審判でも罪科の定まらなかった亡者を裁く。

もしかして→五道転輪王(鬼灯の冷徹)

概説

十王最後の審判を司る地獄裁判官

本来は四十九日(第七審・泰山王)で終了するところを、中国に伝来した際に平等王都市王と共に亡者への救済を願うかたちで加えられた。

他の十王と同じく中華の文官の姿を採るが、両手は合掌して構える。

五道転輪王の裁判所は、地獄の刑場の直近であり、裁判中も裁定される亡者の後ろでは罪人が極卒たちに責められ、苦しみもがいているのが分かってしまう。

三回忌の審判を担当する。

先の通り、本来は泰山王で止めとなる審判が延期された場所であり、その最終到達地点になる。

ここまで再審が繰り返されるというのは、現世で大罪を犯しながら遺族が成仏を願って熱心に供養している亡者であることを意味し、ここで五道転輪王は遺族の祈りを裁量し、亡者に反省の色が見えた場合には極楽往生の最後の機会を与えることになる。

本地仏(本来帰依している諸仏)は阿弥陀如来

五逆罪(親殺し、僧殺し、仏身致傷、僧たちの和の破壊、の仏教における最重大罪)を犯したものさえ最後には救うと解釈される、無量の慈悲を持つ五智如来の一尊である。

……逆説的に取れば、「阿弥陀仏にすがる以外に救いようがない亡者が来る場所」とも解釈でき、その意味で五道転輪王は最後の審判に相応しい立場にいるといえよう。

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