概要
- ランク:B
- 種別:対人宝具
- レンジ:-
- 最大捕捉:1人
ヘラクレスが生前に成した十二の偉業の具現化した祝福であり呪い。
Bランク以下の攻撃を無効化し、蘇生魔術を重ね掛けすることで代替生命を十一個保有している。さらに既知のダメージに耐性を持たせる効果があり、一度受けた攻撃のダメージを減少させ、膨大な魔力と時間をかければストックの回復も可能。
なお耐性獲得は傷が治った時点で完了するらしく、死ぬ必要はないという。
つまりバーサーカーを倒すには「ストックと損傷の回復の機会を与えずに、最大12通りのAランク以上の攻撃を叩き込まねばならない」という鬼畜仕様。
しかも「強力な攻撃を12種類当てる事はあくまで倒すための最低条件であって、それだけで彼を倒せるわけではない」ということを踏まえないといけない。
バーサーカー以外のクラスで召喚された場合なら、武芸者として一度見た技は大概見切れる筈なので、より完璧になる。
ただし、「勝利すべき黄金の剣」や「契約の箱」のようなオーバーキルのダメージを与えれば、複数の生命ストックを一気に消費させることは可能。
その性質上、多数の強力な宝具を有する傾向にあるライダークラスや、多種多様な宝具を飛ばすギルガメッシュと相性が悪い。
また、仮に令呪で自害を強制されたとしても、そもそも12も残機があるために3つ消費されるだけでまず抑止力にはなりえない。
この宝具は逸話の具現化したものだが、能力自体は生前から持っていたらしく、試練を潜り抜けた直後にこの不死身の肉体を与えられ、以後ヘラクレスの肉体は攻撃を受け付ける事はなく、傷付けた者は自害した本人以外一人としていないとのこと。
一日に2つ回復できた代替ストックだが、2014年版アニメでは3日で1つ回復されるようになっている。
二次創作や派生作品ではあまりに強すぎるため、真っ先に弱体化・あるいは何らかの理由をつけて調整されやすい宝具でもある(正々堂々の決闘を望むため、本人が抑えているという設定も見られる)。
あと型月ではよくあることなのだが、最初の段階から宝具の連発で倒せるという発言があったり、「二度目の攻撃が効かないのはヘラクレス自身の見切りも含めて」(=同じ攻撃でも完全に効かなくなるわけではない)とされているなど、設定にあいまいな部分がある。
Fate/Grand Order
神の祝福(呪い)によって得た不死性。肉体を屈強な鎧と化す。
神話においてヘラクレスは十二の難行を与えられ、これをすべて踏破した英雄である。
それらは並の英雄では一つこなせるかどうかの難行であり、その功績からヘラクレスは死後、星座として神々の座に加えられた。
この逸話をかたちにしたゴッド・ハンドの真の力は死亡しても自動的に蘇生するというもの。
蘇生のストック数は十一回。つまり、バーサーカーは十二回倒されなければ消滅しないとされるが、今回の召喚では発揮されていない。
プレイヤーサーヴァントとしては使用不可の宝具だが、メインストーリーでは健在である。
※ゲーム中の彼のマテリアルより抜粋
期間限定イベント「ネロ祭再び」ではヘラクレスが単騎ボスとして登場するクエスト超高難易度「第一演技 十二の試練」が登場。
このクエストでは十一回の「ガッツ」という形で十二の試練が再現されている。
約二十四万のHPを削り切っても、ガッツ発動ごとに半分(十二万)が回復するという鬼畜仕様。
止めを刺した攻撃手段に耐性を持つ所までは再現されていないもののコンティニュー不能なため攻略は困難を極めた。