CV:三宅健太(Switch版)
「見事だっ! ~~手で 敵を倒したぞ!よくやった、〇〇! お前は 自らの恐怖に 打ち勝ったのだ!」
概要
古の時代、邪神ニズゼルファを倒し世界を救ったとされる伝説の勇者ローシュの仲間の戦士。他の仲間たちと共に力を合わせて幾多の試練を乗り越え、ケトスに乗って邪神との最終決戦に挑んだ。
歴戦の勇士を思わせる強靭な肉体の上に所々細工が施された紅蓮の鎧を身につけており、その風貌はさながら戦士(DQ3)の公式デザインを思い出させる。
その後(ネタバレ注意)
最終決戦の終盤、仲間であるウラノス(DQ11)の予想外の裏切りによりローシュを失い、邪神の肉体を滅ぼす術を失ったセニカとネルセン。直後に神の民の助言を受けセニカの魔法で邪神を封印することを決定し、残された邪神の肉体は巨大な赤い星となって大空の彼方へと封じ込められた。
そして勇者のつるぎを命の大樹に捧げるため旅立ったセニカと別れた後、とある地にバンデルフォンという国を一代で建国し初代国王となった。人々は彼を英雄王と呼び讃えたという。
ネルセンの試練
彼は数々の冒険で得た力や技、知識や装備などを後に現れるであろう新たなる勇者とその仲間たちに与える為、自ら建国した王国の地下と繋がる試練の里なる場所に隠した。この里もネルセン自身が神の民と共に作った異空間のような場所であり、中心の神殿は勇者一行を試す3つの迷宮に繋がっている。
本編をクリア後あるイベントまでストーリーを進めると、この試練に挑戦することが可能になる。
3つの迷宮はそれぞれ導師の試練、賢者の試練、勇者の試練という名が付いており、主人公(DQ11)は最初導師の試練から挑戦することになる。この試練は3つの中で最も難易度が低いものであるが、しっかりしたレベル上げを怠っていたプレイヤーにとっては少々難しいかもしれない。逆に最後に解放される勇者の試練は最も難易度が高いものになっており、生半可な気持ちで挑むと中型モンスター相手に全滅すら有り得るのだが、逆に言えば最後にして最強のレベル上げスポットと言える(勇者の試練の戦闘で苦労しないレベルまで上がったら、だいたいのイベントボスは安心して戦える)。
迷宮の先、最後の間では辿り着いた勇者一行をネルセンの魂が待ち構えており、彼からの試練を条件付きでクリアすれば願いを一つだけ叶えてもらうことができる(願いは全てで五つあり、全てを叶えるには3つ全ての試練をクリアした後に再度ネルセンに会い試練に打ち勝つ必要がある)。
これら3つの試練には邪神に打ち勝つための様々な装備が隠されており、主人公、グレイグ、セーニャ(DQXI)においてはそのほとんどが最強装備である。
これらを踏まえてネルセンの試練とはまさに本作における最強にして最終のダンジョンであるということは言うまでもない。
余談
グレイグの最強装備
彼が装備していた英雄王のよろい、英雄王のかぶとはクリア後におけるグレイグの最強装備であり、装備すると見た目がほぼネルセンになる。
バンデルフォンとデルカダール
また、本作に登場し彼が愛用していたであろう英雄王のつるぎと英雄王の盾に関しては、同じく登場するデルカダールの剣とデルカダールの盾と形状が全く同じ、というか色違いであり、これについてはとある逸話が存在している。↓
その昔初代バンデルフォン国王(ネルセン)の一行が旅の途中、デルカダールという王国で休みをとることになった。だが運悪くその日、デルカダール王国は魔物の襲撃を受けてしまう。
絶体絶命かと思われたその時、一人の勇士が人々を救わんと勇敢にも魔物に立ち向かい、見事それを撃退する。
これに感激したバンデルフォン王は配下に盾(恐らく剣も)を作るよう命じ、出来上がったものをデルカダール王国に献上した。
これこそ古よりデルカダール王家に伝わる漆黒の武具、デルカダールの盾と剣である。