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篆刻の編集履歴

2011-07-29 03:28:54 バージョン

篆刻

てんこく

 判を彫る事。

一般に木・石・金(属)にを彫ることをいう。基本的には「印を印材に刻む事」という、動作そのものを指す言葉なので厳密には「篆刻する」は「判を彫る事全般」を指し、その中で彫り込む材質によって石判(石彫判子)や木判(木彫判子)等に分かれる。

 石材への彫刻が最もポピュラーであるが、近い分野である消しゴムはんこゴム判と比べてやや高度な技術を要し、何より彫刻道具が多く必要な点でかなりの違いがある(しかも自前で改造、メンテナンスを出来なければ瞬く間に財布が軽くなる。しかし石判ゴム判とで需要が石判に偏るかといえば否で、ゴム印の方が圧倒的に押印しやすいのも特徴であろうか)。更に石判は刻印する石材も多くあり、基本の青田石から始まり巴林石、昌化石、寿山石といった多種の材質が分かれ、上記の分類も更にその中で小分類化される為、初心者にとっては極めて敷居が高いともいえる。

 基本的には青田青白章石で充分に練習、出品が可能であるが、技術をひたすら研鑽していけば象牙にすら刻印できる上限の凄まじさも特徴といえよう。


 主に展覧会などに出展する書道作品には必ず押印されるが、その行為をして「落款」と称する。他方で日展では篆刻作品単体での出品、評定も行われており、日展で受賞するレベルになれば篆刻のみで食碌を得る事も夢ではなかろう。


 珍しい所では、過去の日本で手紙に押印された本人証明の花押も判の部類に入る。



関連タグ

はんこ

スタンプ

消しゴムはんこ

石彫

花押


刻印する石材について詳しいお店

篆刻屋


篆刻のオーダーメイドを受け付けているお店

大阪教材社(左メニューの最も下)

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