CV:廣田行生
概要
水の惑星プルルン星の海を深く深く潜ると中心部に巨大な気泡がある。その内部は海と陸と大気が存在する小世界となっており、プルルン星に住まう様々な水陸両生種族が街を作って文明をなしている。
そんな街に住むロケット修理屋のオヤジさんがフレアである。
彼はこの星で生まれたのではなくプラズマ星からやってきた移住者である。プラズマ星人は物質的な肉体を持たないエネルギー生命体の1種と推測され、見た目は燃え盛る炎に目や口がくっついた感じである。作中での映像を見る限りは手足のように見える部分は手袋やブーツをサイコキネシス的な力で動かしているようだ。
どんなロケットでも修理できるという凄腕の技術者であり、自身が発する熱で金属を柔らかくして加工するのが得意技。自身の熱を高めるには「燃料」と「空気」が必要で、燃料についてはプルルン星のサンゴインステーキなる食べ物を摂取する事で賄われる。空気についてはふいごで摂取するため、作業の際はふいごの設置された炉に自身の体を一体化させる。
腕は確かなのだが、昔気質の職人気質なため気に入った相手の仕事しか受けない。そのため、修理を求めてきた依頼者の「熱いハート」を試したがる。
作中ではふいごを動かす重労働をえれなとまどかに担当させ、彼女たちの覚悟を見極めようとしていた。
火の身体を持つため水と相性が悪く、プルルン星の気候の特徴であるスコールの時は、店内に避難しやり過ごしていた。作中でカッパードが攻撃してきた時には水流攻撃に巻き込まれそうになってあやうく命を失いかけている。
しかし彼が店を構えるプルルン星は水の惑星であり、いわば彼にとっては危険極まりない環境にある。
なぜ彼がこんな星にいるのかというと、それは若き日の好奇心からである。プルルン星にやって来る前は、生まれ故郷のプラズマ星で職人として活躍していた。
ある日、食堂で昼食を食べている時にテレビでプルルン星のこと知ると『行ってみたい』という気持ちに駆られたことを家族に打ち明ける。「プルルン星人は水に浸かると消えてしまう。水の星に行くなど無理だ」として強く反対されたが、その反対を『何故、行けないとわかる? 何故、無理とわかる?』と押し切ってプルルン星へと出発。
どのような大冒険の末にプルルン星の外海を潜って中心核水泡にまでたどり着けたのは語られなかったが、彼曰く「じゃが、ワシはこうして生きている」とのこと。