概要
『実況パワフルプロ野球2018』に登場するキャラで、サクセスのマネージャー候補にして彼女候補の一人。CV:田中あいみ
マネージャーとしての性能は非常に高く、特にシナリオの1つである五竜郭高校では必須クラスのキャラとされる。
設定の上では天真爛漫な性格で運動神経抜群。容姿もかなりの美人。
幼い弟の「翔太」がおり、彼にはかなり甘く接している。
「青春=恋と甲子園」という典型的なようで大分偏った考えを持っており、野球部員との恋愛に強く拘っていて、異性交遊については(主に悪い意味で)奔放。
主人公をはじめ多くの男を手玉に取っており、場合によっては「偽メールアドレスの使用」や「偽装告白からの恋人のフリ」など、「女としての武器」を多用する。ある場面では「球児と付き合えるなら誰でも良かった」というとんでもない発言まで行っている。
良くも悪くも情熱的ではあるが興味のないことにはとことん無関心で、場合によっては主人公に対しても冷淡な口調で小馬鹿にすることがある。
さらに一度盛り上がったとしても冷めてしまうのも早く、サクセス終盤まで恋人の主人公に熱を上げていたにも関わらず、甲子園で優勝できないとエピローグであっさり他の男に乗り換えて主人公を振ることもある。プロ入りに失敗(ゲームオーバー)すると最後に彼女に振られるのはパワプロシリーズではある種のお約束だが、試合に負けただけでちゃんとプロ入り(クリア)しているにも関わらずバッドエンド扱いになるのは流石に前代未聞である(パワポケシリーズではいくらでもあるが)。
一方で好きなものに対する独占欲は非常に強く、主人公に「自分以外の女の子とは会話するのも見るのも禁止」と迫ったり、弟の翔太にすら嫉妬する場面があるなど、病的な一面も見せる。
自分は展開次第で一方的に主人公を捨てて他の男に走ることも考えると、本性はかなり自分勝手な人物であることが伺える。
2018のサクセスは彼女候補を含む女性キャラと主人公以外の男性キャラが恋愛関係になる展開が豊富に用意されているが、初美の場合は彼女候補で唯一2パターンが用意されており、南国リゾート学園では花鳥千香(上述の展開)に、五竜郭高校では一刀将に奪われる可能性がある。
前者は試合で勝ち続けられなければ破局を避けられず、後者の場合はエピローグで妊娠→学生結婚したことが明かされ、プレイヤーにとっては文字通り誰得な話となる。
野球への拘りはとにかく強く、エピローグで主人公と恋仲である場合は主人公と翔太が、一刀と結ばれた場合は夫と子供が将来一緒にグラウンドに立つことを夢見ている。
マイライフ
サクセスだけでなくマイライフでも彼女候補として登場する。
サクセスで恋人同士のままクリアした選手を使ってデータを引き継げば普通に彼女として出てくるものの、それ以外の状況の場合は高校卒業後に引きこもりになっていたという衝撃的な設定で登場する。
高校生の頃はサクセス同様野球部のマネージャーとして熱心に取り組んでいたが、卒業後に野球から離れると無気力になってしまい、登場時点では弟と一緒でなければ外出もできないほどになってしまった。こちらでの初期年齢は18歳であり高校卒業からまだ間もないはずだが、一体どうやってそこまで急激な変化を遂げたのかは謎。ついでにサクセスでは小学生だったはずの翔太の立ち絵も、何故かマイライフでは大人になっている。
ちなみに他のサクセス彼女は大工、音大進学、バッティングセンター経営と、ちゃんとサクセスのシナリオに沿った進路に就いており、こういった状況になっているのは初美一人だけである。どうしてこうなった…。
サクセスで千香や一刀とくっついた場合のデータを引き継いでも状況は同じであり、サクセスの後で何があったのかは不明だが少なくとも初登場時点では独身である。
気晴らしのために弟に野球観戦へと連れられた際に、試合で活躍していた主人公に目を奪われて即ファンになってしまう。
その後は年間シートの購入やタオル(相合傘の刺繍入り)のプレゼントなど度を越したアプローチを仕掛け、最終的には主人公の所属チームの球団職員になり、一方的に主人公の彼女を名乗るようになる。この時肯定すれば彼女イベントが継続し、否定すると縁が切れる。
否定した際には「私の勘違い…?また先走った?」と呟いており、詳細は不明だが高校時代に「サクセスの主人公」と関係があった上で上手くいかなかったらしいことが示唆されている。
肯定すると彼女になるがその後の展開も濃厚なものが多く、釣り竿やゴルフクラブといった主人公の趣味道具を次々借りパクしたり、結婚準備のために貯金1000万円と持ち家を要求したり、場合によっては出産直後にも拘らずプロテニスプレイヤーを目指すことを宣言するなど、ここまで来ると最早破天荒としか言いようがない。
キャラ評価
こういったキャラクターであるためプレイヤーからの批判が多く、人気は芳しくない。あまりにドロドロした展開が多いためか、初美を担当したシナリオライターは「昼ドラが好きなのでは?」と言われることも。
NTR展開では基本的に寝取った相手の男キャラはファンからヘイトが向けられることが多いが、一刀に関してはむしろ同情視されることすらある(勿論半ばネタではあるが)。
しかし上述の通りサクセスのマネージャーとしての性能はかなり強力であり、昔のパワプロによく見られた「キャラに難があるものの性能(プレゼント等)が強力な彼女候補」を意識した原点回帰と見ることもできる。
ちなみに劇中でも初美の身勝手な言動に周囲のキャラが辟易する描写があり、彼女の性格的な問題点については意識的に描かれている部分も確実にある。
また、主人公への依存など、見方によっては良い意味での情熱も持っていることもあってか一定の支持を受けてもいる様子。