概要
『南国少年パプワくん』の登場人物。シンジケート「ガンマ団」の一員。
青の秘石を狙う第五の刺客として、相棒である巨大錦鯉のキヌガサくんと共にパプワ島に現れる。
その口調から広島県出身とされるが、名前のモデルになった武者小路実篤は東京都出身である。
ガンマ団の中でも屈強で大柄な体格の持ち主で、その名の通り甲冑姿の武者のような出で立ちで刀を携えているが、これまでの刺客たちのような必殺技を持っていない。
初登場時も、相棒である錦鯉を自慢している内にその価値に目が眩んだシンタローに奪われてしまい、奪還しようとするも返り討ちにされ吹き飛ばされるという影の薄い役どころだった。その後、新たなパートナーとして巨大キャットフィッシュのナマヅメハーガスを見出したがシンタローたちにはスルーされた。
シンタローの死亡後は、同じくパプワ島に残留したミヤギ、トットリ、アラシヤマと共に彼の復活に貢献、以降も島を守るために戦うという重要な役割が与えられた。ムードメーカーかつ度量の広い性格(悪く言うと大雑把)。
最後は上記の3名らと同じくシンタロー直属の部下になっている。
PAPUWAにおけるコージ
続編『PAPUWA』では、新総帥であるシンタローの留守中に一人でパプワ島へ行ってしまったコタローを連れ戻すため、過去に島での滞在経験があることを理由にミヤギ・トットリ・アラシヤマらと共に前総帥マジックに収集され、島の捜索を命じられる。
前作の最終話において長髪から短髪にイメージチェンジしており、スッキリとしたシルエットになっている。衣装も甲冑姿から襟に経文の書かれた黒い着流しに変え、腰には帯の代わりにベルトを巻いている。
本作では生き別れの妹・原田ウマ子の登場と共にその生い立ちについても語られており、彼女が生まれる前に巨大鯉に飲み込まれて行方不明となり、その後その巨大鯉を飼うことになった家の養子となったという。高校時代は凄腕の球児で、多くのプロチームからスカウトされていたが、その中に混じっていたガンマ団の好待遇に釣られてうっかり入団、現在に至るという。
ウマ子を実の妹であると気付いて以来、彼女のことを影から見守りつつ言い出すタイミングをなかなか見つけられずにいたが、ようやく打ち明けられて以降は彼女から「兄(にーに)」と呼ばれている。一方で、ウマ子が恋慕するリキッドに対しては兄貴風を吹かそうとするが、当然ながら実力に大きな差があり返り討ちにされている。
また、武器を刀からバットに持ち替えたことでようやく必殺技を開眼し、永倉シンパチとの闘いでは「君の心の二遊間を抜く打法」なる技を繰り出している。