「きっと何者にもなれないお前たちに告げる!」
難病を患い、兄たちとでかけた水族館で倒れ、亡くなった
高倉陽毬を蘇生させた存在。その回復ぶりには本職の医師も舌を巻いた。
陽毬の兄高倉晶馬が水族館の売店で買ってあげた
急に帽子が外れると(外した者が誰かに関わらず)陽毬は絶命する。
「お前たちの運命の至る場所から来た」と語り、
自身の力で生き長らえさせている陽毬を人質に、
手に入れさせようとする。それが荻野目苹果の持つ運命日記らしいが……。
それ以後、生存戦略シーンは一種のお約束のようになっている。
一人称は「妾(わらわ)」で他人を常に「お前」あるいは「貴様」と呼び、人間を下等生物と見下す。どこか高貴ささえ感じさせる口調で喋るが、第5話では苹果に対し「脳みそド腐れゲロ豚ビッチ」と罵り唾を吐くなど粗暴な面を持つ。
傲慢不遜な性格だが、お茶目な部分もあり、自分が陽毬では無い事を証明するために牛のコスプレをして陽毬が飲めない牛乳を呑んで見せたりしたこともあった。