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かぜのさかなの編集履歴

2019-10-02 21:05:51 バージョン

かぜのさかな

かぜのさかな

ゼルダの伝説 夢をみる島に登場するキャラクター。

「かぜのさかな」は さかなにあらず

かぜをよぶが とりにもあらず

概要

物語の舞台であるコホリント島の神様。

島の中央、タマランチ山の頂上にある聖なるタマゴの中で眠っており、彼を目覚めさせなければ主人公は島から出ることができない。ただ、一方で「かぜのさかな」の目覚めは世界の終わりを意味するとも言うが・・・?


関連タグ

ゼルダの伝説 夢をみる島 夢だけど夢じゃなかった

リンク マリン フクロウ










ネタバレ



 ときはみちた!

ともにめざめよう!!


その正体とは巨大な空飛ぶクジラ。ちなみに島のところどころで出会うフクロウの正体は、かぜのさかなの心の一部であり、夢の世界であるコホリント島を守る役割を担っていた。主人公を導いてきたのもこのためである。


結果的に世界が滅びるというのは事実であり、コホリント島とは、空、海、山、人、魔物、皆全てが作り物の世界、かぜのさかなが見ている夢の世界なのだ。

彼が目覚めるとき、夢の島コホリントは泡となって消えてしまう。


しかし、コホリントが泡となるとき、「かぜのさかな」は語る。



わたしが、めざめると、

コホリントじまはきえるだろう

しかし、このしまの おもいでは

げんじつとして、こころにのこる。

そして・・・ キミはいつか

このしまを おもいだすだろう。

この おもいでこそ、ほんとうの

ユメのせかいでは、ないだろうか



夢はいつか覚める。それは自然の定めなのである。

しかし、いつか見た夢は、人々の心に残る。

そして人々はやがて、かつて見た夢を思い出す。

それこそが、心に映る本当の夢の世界なのだろう。




すべては夢の中に生まれ、夢の世界の住人として私たちは消えたくないとの感情を持った悪夢シャドーの存在が始まりであり、彼らは夢を終わらないものとすることで世界を守ることに成功した。


それよりしばらくして、そこへ偶然にも大嵐により気を失った主人公の意識が入り込み、彼もまた終わらない夢の世界へ閉じ込められたことにより、すべての事態は動き出した。



ンガフフ!! ンガフフ!!

ヨソモノ! ジゃマモノ!


オメーか「かぜのさかな」を

おこしにきた、よそもんは・・・

キシシシシッ!キシシシシッ!

くっちゃる!!


・・・だが、おまえは、きた・・・

われらの じゃまをしになっ!



そのせいで主人公(及びプレイヤー)は「島を出る(=ゲームクリア)」という自身の目的を果たす為に魔物のみならずそれまで交流してきた島の住民全てを消滅させる(犠牲にする)体験をさせられる羽目になる。そのフォローとして出てきたのが上記の台詞なのだが、それで納得できるかどうかはプレイした人によるだろう。

なお没のデータなのか、実はデータには最後にセイレーンの楽器を奏でるかの選択肢が存在する。

ここで楽器を奏でなかったとき、「かぜのさかな」は語る。


そうか、そうだね・・・・・・・・・

まだ、はやいのかもしれない

ぼくは、いつまでも まっている


繰り返すが、夢はいつか覚めるのである。

この場合は再び長い階段を登って、「かぜのさかな」の前へ戻ってくることになるのだが、おそらく当時のスタッフはプレイヤーの決心を鈍らせないためにこの選択肢を外したのだろう。


リンクが目覚めた時には、彼はオープニングで難破し大破した船の残骸にかろうじてしがみついた状態だった。既に辺りは嵐が過ぎた晴天でそれまでの出来事はただの夢かと思い空を見上げると、あのかぜのさかなが大空を雄大に泳いでいた。


ちなみに島に流れ付いた主人公が島から出る事が出来ないようにしていたのは魔物達では無く「かぜのさかな」側である。といっても悪意や思惑があったわけでは無く、「かぜのさかな」としては自身が生み出す夢の世界の存在が外界に影響を及ぼす事を防ぐのが本来の意図だったと思われる。



なお、ゼルダの伝説シリーズには、名前こそ違うものの、かぜのさかなと同じような空を飛ぶクジラをモチーフにしたキャラクターが登場している。また、ムジュラの仮面ではゾーラの音楽バンド「ダル・ブルー」の伝説の曲として「風の魚」というタイトルが登場するが、関連は謎。


ちなみに、同じ任天堂より発売されているゲームキューブ版のパネルでポン(製作はインテリジェントシステムズ)では真のラスボスとして同じような姿をした「くじらのジルバ」が登場している。


関連イラスト

風のさかなかぜのさかな

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