審判者
しんぱんしゃ
概要
嵐の祭祀場1に棲息するデーモン。
影人に伝わる「死者を選別し、勇者の証を与える審判者」の似姿。
「勇者と看做されなかった死者の肉をしゃぶりつくす」という伝承どおり、祭祀場には骨だけの姿となった骸骨剣士たちが徘徊している。
醜く肥え太った巨人、或いは直立したヒキガエルのような姿をしており、黄色く染まった肉体は衣服や模様で煌びやかに彩られている。
口からは長い舌を伸ばし、両腕には巨大な肉斬り包丁を手にしているが、何故か左腕の包丁は折れており、刀身の破片が自らの左脇腹に突き刺さっている。
また、頭頂部の王冠に留まった金色のカラスは審判者の主であり、このカラスの機嫌を損ねた者は審判者に捕食されるという。
主な攻撃手段は両腕の肉斬り包丁と、鞭のように振り回される舌。
ボス部屋は上層・中層・下層の吹き抜け三層構造となっており、プレイヤーが上層や中層にいると盾ガード不能の舌攻撃を多用。同時に床の脆くなった部分を崩落させて下層へ突き落とそうとする。崩れた床の破片にもダメージ判定がある為、突き落とされたプレイヤーは舌、落下、破片による大ダメージを負い、そのまま即死する事も珍しくない。
下層での接近戦では肉斬り包丁を振り下ろしてくるが、動作は鈍く、旋回速度も遅いので背後に回って回避することは容易い。
しかし、分厚い脂肪に覆われた肉体はあらゆる攻撃を弾き返し、ダメージを与えることが不可能に見えるのだが……
実は頭頂部のカラスこそが本体。
このカラスに攻撃することでダメージを与えられる。
弓矢や魔法で戦う場合はボス部屋上層、中層部からカラスを狙撃可能。
近接武器ではカラスに攻撃が届かないが、左脇腹に突き刺さった肉斬り包丁の破片を攻撃していくと、やがてダメージが蓄積して転倒する為、その隙に頭部を狙うことが可能になる。
厄介なステージ道中に比べて、攻略法さえ分かれば御しやすいボスであり、本作最弱のデーモンと評する者も多い。撃破すると「肥大したデモンズソウル」をドロップする。