概要
メディアミックス作品「けものフレンズ」に登場する架空の通貨。
ジャパリパーク内において現実における金銭とほぼ同じ使われ方をしていたようだが、ゲーム媒体においてはキャラクターの強化やアイテム交換に必要なアイテムという立ち位置で、その設定についてはあまり掘り下げられる事がなかった。
しかし、1期アニメ版にてツチノコがこの通貨について言及した事で、シリーズの世界観を考察する上で外せない要素となっている。
本記事では類似する種類についても解説。
NEXONアプリ版
クエストクリアやイベントによる配布で入手でき、交換所でアイテムを手に入れる為に消費するアイテムという用途だった。
アニメ版に登場したものとはデザインが異なり、銀枠に紺色の面、その表面にパークの印と外周沿いに「JAPARIPARK」の字が刻まれている。刻まれている字は白だが「J」はオレンジ、「P」は水色となっている。
なお、アニメ版に登場したデザインの物はジャパリゴールドという名前で登場しており、ゲーム内における通貨アイテムとしての役割を担っていた。
また、とあるイベントでは大昔に使われていたと言われるジャパリ小判なる物も登場しているが、こちらは明確なデザインが存在しない。
1期アニメ版
上記の通り、NEXON時代においてジャパリゴールドとして扱われていたものが登場。
見た目は金枠に深い緑の面、さらに面には金の肉球が立体的に象られている。
作中このコインについて言及したのは唯一ツチノコだけだが、彼女がジャパリコインとジャパリゴールドの違いを知っていたのかは不明。
過去にはパーク内における貨幣として流通していたようだが、ヒトがいなくなりパークの機能の大半が停止している作中においては貨幣としての価値は失われており、その代わりとしてジャパリまんが物々交換の媒介として出回っている。
なお、シリーズの知名度がアニメ放送と共に広まった為か、現在はジャパリコイン=ツチノコというイメージが定着しつつある。
ブシモアプリ版
ジャパリコイン自体は登場しないが、パビリコインという通貨が登場。
フレンズを観察したりエリア内に点在する光るおたからから入手でき、未開放のエリアの復旧や各フレンズにジャパリまんを渡す時に消費する。
見た目は金枠に明るい青の面、その中央に金色の「P」の字が立体的に象られたデザインとなっている。
作中では「お客様ポイント」と称されており、物理的な通貨としては存在していないと思われる。
この他、しろくろジョーカーとの相互コラボイベントではPの部分がフレンズやラッキービーストの絵柄となっているパビリコインも登場した。
GOODROIDアプリ版
フレンズの強化や野生解放に使用する育成アイテムとして登場。
デザインはNEXON時代のジャパリコインと同じ見た目になっている。
過去作と比較すると希少価値は低めになっている。
セガゲーム版
ジャパリコインは登場しないが、アプリ版にてジャパリゴールドが久々に登場。用途はフレンズの育成やアイテム購入などのゲーム内通貨として機能している。
また、本作ではゴールド以外にもラッキーメダルが登場。
デザインは水色の枠に深い青の面で、面部分には水色のラッキービーストのシルエットが象られている。
用途はNEXON版におけるジャパリコインと同様で、ショップでアイテムと交換する際に消費する。
その他
コミック版では金銭的なやり取りでジャパリコインやゴールドが使われている描写はなく、通常の日本円が使われている。
コミック版はシリーズで最も過去の時系列にある事が示唆されており、まだこの時代ではジャパリコインが存在していなかった可能性がある。