概要
「イージャン」とは、モンスターハンターに登場する超攻撃的生物ラージャンを用いたクソコラである。ラージャンという名前に賞賛の意図を持つ「良いじゃん」という言葉を組み合わせた賞賛の画像リプとして用いられる。
はじまり
モンスターハンターシリーズ最新作、MHW:Iに大型アップデートで登場が予告されたモンスターにまさかの新大陸初の牙獣種でシリーズでも純粋な強さで恐怖の象徴とされたラージャンが現れた事でハンター達が大いに沸き立った。
そんな時、ある一人のツイッタラーが
というツイートと共に「PVで(拘束攻撃を受けて死を待つハンターに向かって)肩をならして攻撃の態勢を整えようとするラージャンのワンシーンをキャプチャし、絶妙な体勢をとったラージャンに人間のサムズアップ写真を貼り付け、金獅子を思わせる黄色フォントに『イージャン』と書いたクソコラ」を投稿した。
これから此方をぶち殺そうと右腕を構えるラージャンにクソコラを貼り付けただけでもパワーがあるのに、そこへ人型骨格のモンスターに人間のサムズアップした手の写真は違和感なくマッチした上、「ラージャン」から一文字かえただけで賞賛の言葉に変貌するミラクルっぷりが発揮されたことでハンター界隈及び画像リプ大好きなツイッタラーに大いにウケ、モンハン関連でバズったツイートがあると、その度にリプライ欄に「イージャン」の画像リプが並ぶようになった。
尚、氏は「イージャン」以外にも「マージャン」「スゲージャン」「Yajang(英語版イージャン)」等のラージャンクソコラをいくつも製産していた。
そして
モンスターハンター大型アップデート第2弾の詳細が公開された11月24日のモンハンのリアルイベントにて、目玉となる追加モンスター「ジンオウガ亜種」の公開された。その次に公開された情報が…
公式「イージャン」画像配信決定!!
( ゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシ
公式「イージャン」画像配信決定!!
( ゚д゚) ・・・
( ゚д゚ )
まさかのモンハン公式が「イージャン」クソコラを公式に昇華した情報の公開であった
イージャンまんまの構図は流石に無かったが、さりげない立ち姿でサムズアップするラージャン、見事に右腕を高らかに上げてサムズアップするラージャン、ビールの乾杯のごとくサムズアップするラージャン、歯を剥き出しにしてサムズアップするラージャンが見事に公式画像として用意された。
そして、同じサル型生物としてで巻き添えをくらった形で環境生物のギンセンザルによるイージャン画像も追加で公開。可愛らしいサムズアップをするギンセンザルが沢山追加された。
はじめからクソコラ素材として使ってもらうことを前提としており、背景にイージャン画像を貼り付けることによるイージャンクソコラの合成例も公開されるなど、たった一人のユーザーがさりげなく作ったクソコラがまさかの公式化、しかもかなり力の入った公式化がされるという誰もが困惑する事態により、イージャンがハンター界隈以外にも大いに広まることとなった。
画像をみるとわかるが、ここでラージャンの指の数が4本であることがよくわかるようになっている。極太の3本の指に高らかに突き上げられる親指の存在感が龍脈石の如く光る。
ちなみにスタッフが「スゲージャンも作りたい」と発言しており、「イージャン」はスタッフからも結構の好印象を持たれていることがわかる。
そして、イージャンの公式化によりイージャンが合法化したため、、クソコラの産みの親は期せずして「脱法イージャン」と呼ばれるようになった。元ネタなのに脱法というパワーワードは、今でもハンターもといイージャン界隈にもじわじわと笑いを届けている。
余談
万単位でバズったとはいえ、公式がこのネタを認知していること自体に驚くかも知れないが、公式Twitterのリプライ欄を見ればわかるように、公式がナイスな更新をする度にリプライ欄には「イージャン」が並んでいたので、ある意味公式は知るべくして知ったようなものだろう。
また、「非公式のネタを公式が拾う」というのは昨今のソシャゲ等ではよくある事となったが、まさかカプコンが・・・と思う人も多いだろう。しかし、モンスターハンターは昔からプレイターたちにネタにされるものを次回作でもネタとして何度も引きずり続けたり、MHFスタッフの蔑称として広まっていた「ギウラス」を実際にゲーム中にモンスターとして登場させるなど、非公式のものを引っ張り上げる実績が(良くも悪くもだが)意外にも多い。
MHWでも本編中での影の薄さに定評のあるヴォルガノスをフィーチャしたクエストや、とサンドバックや銀行として常に叩きのめされたドスジャグラスを超強化したクエストを配信するなど、そう言った面でのネタクエストを既に何回か出していたりするため、イージャンネタを拾う事も長い目でモンハンシリーズを見ていると不思議なものではなかったりする。