概要
モンスターハンター:ワールドにて初登場したフィールドに生息しているモンスター・人以外の小動物の一部が「環境生物」と呼ばれる。MHXXまでのシリーズ作品でもフィールド内に背景として登場することはあったが、本作ではこれらを「捕獲用ネット」というアイテムを用いて捕らえることが可能となった。
種類も豊富であり、その存在は単にフィールドを彩るだけではなく、間接的に大型モンスターの存在を示したり、狩りの助けになる環境生物も存在する。
中には滅多なことでは出会えないレアな環境生物も存在する。
出現確率は低いがクエスト・探索問わず出現するので、フィールドへ移動したときはこまめに探してみよう。
次作以降の作品にも継続して登場しており、種類も大幅に増えている。
全ての環境生物の写真を撮影すると勲章「生物研究名譽メダル」を獲得出来る。
そしてモンスターハンターワイルズではアイテム扱いだったり、フィールドギミック扱いであった生物やこれまでモンスターの扱いを受けていた大雷光虫といった生物が全て環境生物としてゲーム上でも扱われる事となった。
MHWから登場
注意:ここでは序盤に登場する環境生物の一部を解説する。環境生物はじっくり探して発見、捕獲することも一つの醍醐味である。安易に攻略サイトなどで情報を知ってしまうとお楽しみが無くなってしまうので注意されたし。
- ヨリミチウサギ
初期ベースキャンプのすぐそばでプレイヤーが最初に遭遇する環境生物。耳の長い茶色のウサギ。ハンターや大型モンスターが近づくと狭い道へ逃げる習性があるので、追いかけると思わぬ通り道が見つかるかもしれない。
大きな蜜を抱えて飛んでいる大型のハチ。はじけた蜜に触れると体力が回復する。
新米はもちろんベテランハンターもお世話になる優秀な環境生物。
古代樹の森にはさらに大型のミツムシも存在する。
ライズにも続投。
大型モンスターが捕食した後に残る食べ残しを漁る大型の鳥。鳥でありながら翼爪や歯を持つ。
その食性のため肉食の大型モンスターの周囲に群れることが多く、空をニクイドリが飛んでいたら近くに大型モンスターが徘徊している可能性が高いので注意。
- キザシヤンマ
白く光る長い尾を持つ大型のトンボ。普段はゆったりと飛行しているが、大型モンスターが接近すると尾が赤くなり動きも激しくなる。
痕跡が十分に集まっていない序盤のクエストではターゲットを発見するのも一苦労だが、キザシヤンマに注目すれば周囲の大型モンスターの存在が確認できるので活用しよう。
水辺の近くにいる黄色いカエル。攻撃すると極めて強力な麻痺ガスを周囲に噴射する。
ハンターやオトモアイルーはもちろん、大型モンスターですら一瞬でシビレさせる強力なガスなので戦闘に夢中になりすぎて巻き込まれないように。
近縁種に睡眠ガスや爆発性のガスを出す個体も存在する。
- 閃光羽虫
強い光を放ちながら飛んでいる虫の集合体。衝撃を与えると強力な閃光を発する。
モンスターの目を短時間眩ますことができる上にハンター、オトモアイルーには効かないので非常に使い勝手が良い環境生物。
レア環境生物の中でも特に低い出現率の個体。文字通り白いフワフワな毛を持つヒヨコ?のような鳥。
目撃例自体が少ないので情報も多くないが、モンスターの背中に数匹乗っていることが多い。
鳥だがまだ飛べないらしく、ハンターに気付くと一斉に走って逃げる。
逃げ足も速く気付かれた後の捕獲は極めて困難なので、隠れ身の装衣は必須装備。
ライズ/サンブレイクから登場
持続強化生物
ほのかに光る小型の鳥。
花のミツを吸った際に付いた花粉の輝きとユラユラと飛ぶ様が相まって、人魂と見間違えられたことから、この名がついた。
瞬間強化生物
カムラ周辺に生息する甲虫。雌の個体が翔蟲と呼ばれる。鉄蟲糸と呼ばれる非常に強靭な粘着質の糸を出すことができ、巣作りの材料にこの糸を絡めて飛行して運ぶ。この特性に目をつけ、古くから里では翔蟲を訓練して里人やハンターの移動手段として利用してきた。
寒冷群島に生息するイカの一種。
表皮の発光は、個体が持つ墨の成分によって変化し、その輝きが海を照らす様から、シラヌイカと呼ばれる。
- アミキリアカネ
赤く鋭い尾が特徴的な大型のトンボ。
繁殖期には、尾を辺りに擦りつけてフェロモンをより拡散させようとするが、このとき漁師の網が切り刻まれてしまい、怪異と間違われることもある。
このフェロモンをハンターが吸引すると、一時的に集中力が増す。
- イッタンモンシロ/ホムラチョウ/ヒャクメマダラ
羽が特徴の蝶。刺激を与えると鱗粉を撒き散らし逃げていくが、人の体に付着したり吸い込む事でさまざまな効果を発揮する
イッタンモンシロはケガをしにくくなるといった効能をもつ。
ホムラチョウは攻撃力が増大する効果がある。
ヒャクメマダラはスタミナ消費が抑えられる効果がある。
猟具生物
- エンエンク
真っ白な体毛が特徴のイタチの一種。
危険を察知すると、尾の付け根あたりにある臭線からまるで煙のような特殊なフェロモンを噴出し、たっぷりの毛に覆われた尻尾を振り回して拡散させる。煙に含まれるフェロモンにはモンスターをおびき寄せる効果がある。
- アメフリツブリ
緑色の殻を持つ大型のカタツムリ。
体内に回復作用のある液体を溜めておりエサが少ないときなどはそれらを消費して活動する。
外部から刺激を与えられると、目くらましとして殻の突端にある穴から霧状の液体を噴出させる。
- クグツチグモ/オニクグツ
黄色いマダラ模様の体毛が特徴のクモ。
強い粘着性の糸を尻から吐き出す。
自分より体格の大きな生き物に糸を絡みつけて自由を奪い、捕食するその姿が人形を操っているように見えることから、この名が付けられた。
- 子泣キジ
大きく膨らんだ、赤い鳴き袋が特徴のキジ。
子供が泣き喚くような声で、周りの大型モンスターを呼び寄せて、外敵の注意を逸らしている間に逃走を行う習性をもつ。
ハンターが捕まえて鳴かせることで、その場所に大型モンスターをおびき寄せる手段として使える。
翼はあるが飛ぶのは苦手な他、普段はとてもおとなしく、姿を隠していることが多い。
なお、キジとはいってもモンハン世界の生物であり、ニクイドリらと同じく翼爪や歯を持っているなど、現実の雉とは大きく異なる特徴を持つ。
- マキムシ
頭部の鋭利な突起が特徴的な虫。
木の枝に常に集団で寄り添って生息する。
衝撃を与えることで身を縮ませ頭部の突起を逆立てる防衛行動をとる。
その強度はかなりのもので、これを踏んだモンスターは痛みで怯むほど。
狩りの最中に天然の罠として撒くことで、反撃や逃走を行うための一瞬のスキを作り出すことができるだろう。
- ロクロッヘビ
頸部が大きく発達したヘビ。あらゆる毒に対応する解毒液を体内で生成しており、ハンターが吸引すると状態異常から回復し、更に一定時間予防できる。
背中側には人の顔のように見える模様があり外敵に対しての威嚇の意味合いをもつ。
それは、怒り狂った首の長い人間にも見える。
大きな体をしているが、実は気が弱く臆病な性格。
サンブレイクでは特殊な状態異常が登場するため、価値が跳ね上がった。
- カモシワラシ
丸々とした姿形が特徴的なウサギ。
フワフワとした体毛が可愛らしいく見えるが、なんとそれはカビの一種が伸ばした菌糸であり、体表にカビを住まわせる代わりに食物を発酵させて栄養を補うという特異な共生関係を築いている。
懐に招き入れておくだけで、ハンターが口にするアイテムにもカビが作用しその効果を高めてくれるが、気まぐれに懐から抜け出して、いなくなってしまう。
- イチモクラブ
背中のキノコと共生する陸生のカニの一種。
外敵に襲われた際に甲殻を揺らすことで、キノコを刺激して胞子を噴射させることで身を守る。
背負っている目玉のようなキノコはめだま茸と呼ばれ苦みが強く、食用には適さない。
- 火石コロガシ/泥玉コロガシ/雷毛コロガシ/雪石コロガシ
玉状のものを後ろ脚で器用に運ぶ、小型の虫。
- 提灯オバケムシ
ほんのり光る体が特徴の毛虫。
体から粘着力のある体液を分泌し、落ち葉や枯れ木を付着させることで体を大きく見せている。その体液には爆発性の成分が含まれており、衝撃を受けると爆発を起こして、外敵から身を守る。
- ヌリカメ
大きな蟻塚を背負った、大型のリクガメ。
蟻とヌリカメは共生関係で、ヌリカメは甲羅の上に蟻塚を築かせることで身を守り、蟻はヌリカメの食べ残しやフンを餌として利用している。
罠型生物
- ヒオウギカワズ
赤いヒレが特徴的なカエルの一種。
フェロモンガスを腹部に溜めて、風船のように浮遊する珍しい生態を持つ。
縄張り意識が非常に強く、大きなモンスターに対しても赤いヒレを大きく広げて威嚇するが、その様が逆に刺激を与えて狙われてしまうという。
- ホウヘイヒゼミ
砂原に生息するヤドカリの一種。
数匹の群れで崖に張り付き、自生した植物や微小な生き物を土ごと食べて生活している。
食べた土は、体内である程度の大きさに固めた後に、殻の先から排出される。
- セキヘイヒザミ
密林に生息するホウヘイヒゼミの近縁種。
ホウヘイヒゼミと同じく数匹で壁に張り付き生活しているが、セキヘイヒザミは土の代わりに鉱物を排出する。
- キガニア
水没林に生息する大食いの肉食魚。
普段はおとなしい性格をしているが、生肉を与えると途端に凶暴になり、集まってきて我先にと食い荒らす。
その食べっぷりは猛烈で、生肉の近くにいるモンスターやハンターにまで、かじりついてしまうほど。
- コダマコウモリ
溶岩洞に生息するコウモリの一種。
縄張り意識が強く、付近で暴れる大型モンスターがいれば体色を赤く変化させて威嚇し、侵入して来る場合には、火薬に近しい組成である鱗粉を群れ総出でふりかけて、爆発させて追い払おうとする。
- イロヅキムシ
必ず数匹でまとまって行動をする甲虫。
外的要因で属性変化する粉塵が甲殻に付着しており、変化が生じると身体の色が変わる。
大きな衝撃が加わると粉塵が爆発を起こし、モンスターなどにダメージを与える。
- クイツキガマ
城塞高地の「樹液の沼地」に生息する小型の両生種。
手負いのモンスターにも飛びつき食らいつく、獰猛な生物。
衝撃を受けると身体が膨らみ、限界まで達すると強酸性の胃液を放ち、大型モンスターですら怯ませる。
素材生物
- イシモリトカゲ/イワオモリトカゲ/ウロコモリトカゲ
各地に生息する小型のトカゲ。
なわばりにある石や鉱石を背中に接着する習性がある。
それはカモフラージュのためでもあり、襲われた際、衝撃で取れた石や鉱石に外敵が気を取られている間に地面に潜って、身の安全を確保するためでもある。
- マネキキズク
この地方では縁起の良い生き物とされるフクロウ。
ネコのような顔立ちをしており、胸のあたりの羽は黄金色に染まっている。
古くから富の象徴とされているが、その姿を見ることは非常に稀である。
- ヤサカラス
大型のカラスの一種。青と黒の美しい羽と首周りの白いゴージャスな羽毛が特徴。
尾が非常に発達しており、まるで3本目の脚のように器用に扱うことができる。
クチバシに咥えた枝を手にすることができた者には、幸運がもたらされると言い伝えられている。
- 金霊テントウ
金色に光り輝く甲虫。
羽音には聴いた者の疲労をわずかに和らげる効果がある。
花結の材料となるソウソウ草のミツを吸う虫を好んで捕食するため、花結を身に着けた者に近づく習性がある。
この虫から作られる顔料はカムラの里の名産として評判が高い。
希少環境生物
大社跡に生息している、とても珍しいキツネ。 目撃例は極端に少ないが、稀に山頂の門の上に現れて周囲を見回しているようだ。 九つあるように見える大きい尾と白く整った顔立ちから、このような名前で呼ばれているが、実は尻尾はひとつ。
寒冷群島周辺の海に生息する、希少な超巨大ウミウシ。
表皮には様々な色で発光する器官が備わっており、巨大なシルエットと目玉のような模様の光が、暗い海上に不気味に浮かび上がることから、この様に呼ばれるようになった。
溶岩洞の火口付近に生息している、希少な鳥の一種。
全身を覆う、非常に特殊な赤い羽根により、溶岩の熱をもろともせず、自ら溶岩を浴びることで、付着した雑菌や代謝産物を燃焼して、まるで生まれ変わったかのように輝きを増すという。
水没林の遺跡内に生息する、珍稀なヘビの一種。
非常に発達した頸部は鳥の翼のような構造を持ち、威嚇や求愛行動では、大きく広げて相手に見せつける。 口から出す液には回復効果があり、その効能と姿からかつては神聖な生き物として崇められていた。
砂原に生息する、非常に珍しい翼竜の一種。
普段は洞窟内に巣を作りそこで生活しているが、太陽が出ているときは代謝を良くするため、巣から出てきて日光浴をすることがある。
悠然と太陽の光を浴びる姿は、まるで亡国の王のように威風堂々としている。
城塞高地付近に生息する非常に珍しい鳥竜。
普段は標高の高い山岳地帯を根城にし、人の目にふれる機会は滅多にない。
城塞高地に姿を現し降り立った際の姿は直立不動、動かないその姿を見極め、探し当てるのは至難の業。
それ故に幻の生物と言われている。
さらにその美しい金の模様をさらけ出す黒翼を広げた姿は、より希少な幻の光景とされる。
密林の海辺に生息している珍しいイルカ。
王冠をかぶっているような頭部の形状と翼のような優雅なヒレは可愛さと美しさと高貴さを感じさせる。
特定の場所、特定の時間に出会えるかもしれない存在。
人を恐れることなく、こちらの動きに反応して愛嬌ある姿と歌声を披露してくれる。
その声はまるで天使のようと伝え聞くが、遭遇すること自体が稀なので、その真意は定かではない。
その他
- 灯蟲
関連タグ
草食種…似たようなポジションである。