概要
アワウタイズクとは、モンスターハンターワイルズに登場予定の環境生物の一種である。
外見はプケプケに類似しており、カエルに似た頭部にワイバーンのような翼膜式の翼、薄緑色の体色を持つ。
ただし、プケプケとは全くの別種であり、鳥竜や飛竜ではなく“普通の鳥”として扱われている。※
普段は緋の森に生息しているが、豊穣期になると隔ての砂原へと渡り、繁殖を行う習性を持つ。
豊穣期が始まると緋の森方面から渡来し、草原エリアの木の枝に巣をつくり、4個ほどの卵を産む。
その巣はツリスドリやハタオリドリの巣に類似しているものの、材料は植物ではなく泡を使って作られている。
卵を抱くことはせず、しばらくは木の枝で見張りを行い、雛が孵るのを待つ。
孵化後の雛には番が見張りと給餌を交代で行う。雛にはバッタなどの昆虫を吐き戻して与え、狩りの際はチョウゲンボウのように草むらに急降下して獲物を捕らえる。
豊穣期が終わりに近づき、雛の巣立ちが近づくとそれを促すように番で鳴き始める。この鳴き声に誘われてか数羽の個体が集まってきて、合唱するかのように皆で歌い出す。
そしていよいよ巣から一人前に成長した雛が飛び出し、皆で緋の森へ渡っていく。
この一連のライフサイクルはゲーム中で実際に見ることができる。
緋の森でどのような生活をしているのかは不明。発売後の情報に期待しよう。
※モンハン世界に於いては鳥類も鳥竜種の一派である可能性が高い他、プケプケなどのような怪鳥型ワイバーン(鳥竜下目)も“鳥”と呼ばれているため、世界観的には自然な扱いといえる。
プケプケベビー騒動
モンスターハンターワイルズにおいてPV1からからその姿を現しており、豊穣期の草原を飛び回る様子が見られていた。
この時映像に映った時間は2秒あるかないか程度なのだが、その鳥と蛙を足して二で割ったような見た目から、「プケプケの幼体なのでは⁉︎」と大騒ぎになった。
本作が季節や息づく大地を主題にしていることも相まって「本作ではモンスターの繁殖や成長過程も見られるのか!?」という予想も立てられていた。また、国内ではもちろん海外でも話題になっており、動画サイトなどでは「Baby Pukei-Pukei!?」という文言と共に公式からの詳細を期待する声が散見された。
この事が発表された際、各サイトでは「NOOOOOO…」という少しの落胆と共に、環境生物の詳細な生態まで描写される今作の作り込みに驚きと期待が寄せられる事となった。
(公式曰く「ここまで話題になるとは…。」)
余談だが、プケプケの後脚はセルレギオスやパオウルムーなどの様に第一趾・第四趾が後ろを向いた対趾足型(なお、これはモデルの1つであろうフクロウも同様。勿論モンハン界のフクロウ代表も)なのに対し、本種は多くの飛竜のように第一趾のみが後ろを向いた三前趾足型を持つ。
また、プケプケは本種のように自ら子育てはせず、幼体はメルノスの巣に托卵されて育ち、ある程度成長するまでは飛行することができないなどの差異がある。
よって、この話題は生態設定を知っている者にとっては結果が見えていたといえる。
ビセイウタイズク
美声を特徴とし、アワウタイズクの群れに混じって現れるやや大型の類似種。
アワウタイズクよりも羽毛は荒く、紫を基調とした独特の色彩をしている。
豊穣期から荒廃期に移り変わる季節に現れるとされ、アワウタイズクの巣立ちや囀りの際に混ざっている様子が確認されている。
普段どのような生態をしているのかは不明。