概要じゃん
うえきの法則の序盤から中盤にさしかかる前ごろに登場した人物。口癖は「~じゃん。」
無印版の序盤にありがちな、小悪党じみたキャラクターで、ギタールと大差ないイジメっ子気質。だが、一方で世間知らずで、良くも悪くもかなり単純かつ小市民的な性格をしており、他の序盤の登場人物以上に、能力を名前の響きだけで判断するような言動が目立っている。そのうえに、勝負が決していないうちから才の多寡について隙だらけの姿で引き合いにする描写も。
一応、限定条件に関する対策をある程度行うあたり、なけなし程度の強かさは持っているが、それで補いきれないほど厳しいうえに非常にわかりやすい能力を選んでしまっていることにも、性格面の難点が大なり小なり反映されている。
アニメ版ではその単純さやコミカルな一面が強調されたのか、空白の才を神龍(ドラゴンボール)や聖杯(fate)のような、願い事そのものをかなえるものと勘違いしたかのような内容の才を望んでいることが明かされた他、森とともにツッコミを入れる描写が描かれた。
(空白の才はウールや天界獣、十ツ星神器といった特殊な技能や道具、生物などと併用すれば、世界の破滅や天界人を人間に近い状態にするといったことが臨めるほどの危険度や利用価値を秘めてはいるが、それ単体では"あくまで本人が望む才能を入手することができるだけ"。願い事をただ願っただけですぐにかなえるような即効性や、死者蘇生や世界征服などといった個人だけで行うには限界があることまで行えるような汎用性までは持っていない。)
能力じゃん
頭をダイヤモンドに変える能力
頭部をダイヤモンドに変え硬度などを高める近接戦向きの能力・・・なのだが、他の部分の強度は変えられないうえ、限定条件の都合上、能力の癖や封殺する方法がわかりやすい。
日常生活や自衛・救助などに使うにしても、限定条件が邪魔になりかねないので、近接戦向きの能力や、頭・髪を変換する能力のなかでは、総合力が低い部類に入る。
(一応、本人はその能力の難点の多さには気づいてないものの、限定条件に関する対策は行っていたが、別の方法でそれすらできない状態にされた。)
利点があるとすれば、町中で使っても才が減少するリスクが低いことと、不特定多数の能力者の反感を買うほどの被害を出す要素がほとんどないこと。
ただ、本人の単純さが功を奏したのか、明かされていない才や能力のおまけ要素に突進力増強の類のものがあったのか、ただ強度が高いだけでは突破できるかどうか怪しいほどの太さの樹木を割いた描写が描かれている。
もっとも、人間に攻撃する際、これまた限定条件が邪魔して、大なり小なりいなされてしまうも。
良くも悪くも、本作でのバトルにおける才・・・ではなく限定条件の重要性を考えさせられる能力。