概要
藤子不二雄の夢カメラとは、1986年3月3日と1987年3月2日にKANOX製作・フジテレビ系放送の月曜ドラマランドのスペシャル版と、1988年2月22日から3月24日まで東映製作東映少女ドラマシリーズ第5作目の2つが存在する。
原作は藤子F不二雄だが、当時はコンビを解消していなかったので、藤子不二雄名義であった。
月曜ドラマランド版
1986年3月3日と1987年3月2日に2回放送され、カメラをめぐるオムニバスドラマ3本立てであった。
1986年月曜ドラマランド
(1986年3月3日放送)
キャスト
洞口先生:イッセー尾形
第1話「不思議少女・サヨコ」
白鳥小夜子:中山美穂
浩太:古川聰
写真店店主:イッセー尾形
宇治正高
桜むつ子
第2話「しあわせの黒い鳥」
杉田はる奈:荻野目洋子
赤座美代子
湯浅実
駅で忘れ物を渡してくれた男性:イッセー尾形
黒田福美
橋満耕司
第3話「じゃんけんぽん」
田所鏡子、田所照子:小泉今日子
ヨドバ(カメラのセールスマン):イッセー尾形
母親の声:岸田今日子
坂井江奈美
坂井香月
増田桂子
有川博
1987年月曜ドラマランドひな祭りスペシャル
(1987年3月2日)
第1話「ブルートレイン・ブルース」
小田切雅美:南野陽子
雅美の父:藤田敏八
勇:宮下直紀
イッセー尾形
渡辺康子
もたいまさこ
弥生みつき
秋元ともみ
鈴木美智代
第2話「さ・よ・な・らジゴロ」
富田靖子
初井言榮
イッセー尾形
庄司永建
榎木孝明
伊藤幸子
伊藤加奈子
宇治正高
佐藤健太
家富洋二
第3話「闇からの訪問者」
三田寛子
豊原功補
又野誠治
イッセー尾形
徳丸純子
松尾久美子
斉藤暁
スタッフ
原作:藤子・F・不二雄(『夢カメラ』)
脚本:金子成人、松原敏春、市川森一(1986年)
松木ひろし、中島丈博、山元清多(1987年)
演出:澤本均、猪原達三、久世光彦(1986年)
高野正雄、猪原達三、小川定孝(1987年)
音楽:大野克夫、松本健(1987年)
制作:フジテレビ、KANOX
東映少女ドラマシリーズ版
1988年2月2月22日から3月24日まで全5回放送され、少女コマンドーIZUMIの視聴率低迷に依る打ち切り及び、88年春の改編で木曜夜7時半枠廃枠が決まっていた為、急遽穴埋めで製作・放送される。その為、東映少女ドラマシリーズの最短放送にして、唯一の非アクションドラマとなった。また、高校の制服もブレザーなのもシリーズ唯一だった。
放送終了後ビデオソフトが発売されたが、東映製作なのにビデオの発売元が何と東宝!(当時の藤子不二雄作品の映像ソフト発売権は東宝が所有していた)と言う捻れ現象が起きた。残念ながら2019年現在、DVDやBRは発売されていない。
東映少女ドラマシリーズ版ストーリー
写真館を経営する家に育った美奈代はある日、開かずの間の階段を開けたら不思議なカメラが保管されていた事を知る。美奈代はそのカメラを使い、様々な出来事を解決していく。
放送データ
放映:1988年2月22日~3月24日(全5回)
キャスト
美奈代-渡辺美奈代
美奈代の父-蟹江敬三
美奈代の母-石井めぐみ
杉浦美幸 若林志穂
関連項目
少女コマンドーIZUMI・前作で視聴率低迷の打ち切りとなった東映少女ドラマシリーズ第4作目
花のあすか組!・放送枠を変えた次作の東映少女ドラマシリーズ第6作目だが、ローカル枠だった為、シリーズ最終作になった。