赤井メアリー
あかいめありー
概要
CV:田中敦子
通称「領域外の妹」。
赤井秀一、羽田秀吉、世良真純の母親で、赤井務武の妻。旧姓「世良」。イギリス人。真純に顔立ちが似ており、巻き毛とショートヘア、隈が特徴。実年齢54歳前後。
真純が他人から貧乳であることを指摘される度に「(胸は)母さんも巨乳だったから、これから大きくなる予定」と言い張る通り、ビキニの水着姿でプロポーションの良さを露出していたが、真純とイギリスに滞在していた時、ロンドンで務武に1人で会いに行った際に幼児化してしまい、現在は中学生程度の小柄な少女の外見をしている。
かつては女性らしい口調だったが、10年前に子供達の父親代わりとなり守ることを決意し、務武の口調を真似、感情を表に出さないようになったが、秀吉が将棋タイトル七冠を達成した際は笑顔を見せている。
言動は大人びており、真純がコナンから姿を見た自分の素性を聞かれる場合を想定し、真純を通してコナンにだけ真純との関係で「領域外の妹」と告げている。江戸川コナン=工藤新一や毛利蘭とは10年前に会っているが、コナンがまだそのことに気づいていなかった頃は、真純が所持していたハンカチに "Mary" という名の刺繡が施されていたことから、「メアリー」が「領域外の妹」の本名であると推測され、蘭からも「以前どこかで会ったことがある」とされている程度の認識であった。
コナンが落とした蝶ネクタイ型変声機を使いこなし、コナンの代わりに毛利小五郎の推理ショーを披露するほどの洞察力や冷静な分析力を持ち、コナンによって仕掛けられた盗聴器を見破っており、さらには身を隠すために命綱を付けながら自力でベランダの裏にしがみつくなどの大胆さや、逃げようとした犯人の急所を的確に突いて一瞬で気絶させるなどの身体能力もある一方、時折咳をしたりするなど、病弱とうかがえる描写がある。真純に紹介されたコナンのことを「まだ信用するには程遠い」と評しているものの、頭が切れることは認めている。
逆にコナンからは、マスカラを目の下に付けた灰原哀に顔立ちが似ている事から灰原と血縁関係にあり、さらに「領域(territory=ter)外(外す)の妹(sister)」からメアリーが「SIS=イギリス情報局秘密情報部」の人間あるいは関係者と推測される。
「体を元に戻す薬」を欲しており、薬の奪取を唯一現状把握している真純に託しているが、その行動から、赤井はメアリーが幼児化している事を推測する。