概要
CV:生天目仁美
整合騎士副騎士長。序列第二位。(外見は)妙齢の美女。
美しい女であるという理由だけで今まで戦ってきた男達が皆自分に対して手加減をしていることに強いコンプレックスを持っており、常に鎧兜を装着して行動している。鍔ぜり合いで性別が割れることを嫌い、「連続剣」や神器による遠距離戦を主体とする。
……だがその実、騎士長のベルクーリに百年以上も片想いしており、兜の下には密かに化粧をしている。
カセドラルに乗り込んできたキリト、ユージオとの戦いに敗れて瀕死の重傷を負うが、彼女を死なせることを拒んだキリトによって呼び出されたカーディナルに治療された。
キリトがアドミニストレータを倒した後、自分が女であることを気にせず本気で剣を交わしたキリトに対し感謝の気持ちを抱くと共に、長年のコンプレックスを振り払って女性であることを隠さなくなり、以降は男言葉もやめている。同時にベルクーリと結ばれ、彼の子を身ごもった。
異界戦争時は妊娠中ということもあって後方の守備についていたが、十侯の一人であるシグロシグをその手で仕留めている。
戦後は息子のベルチェを育てながら、亡きベルクーリの跡を継いで新たな整合騎士団団長を務めている。
神器『天穿剣』
かつてアドミニストレータが巨岩を溶解させるために用いた一千枚の大鏡を変換した神器。
その記憶により武装完全支配術で剣の先から太陽光を発射でき、レーザーライフルのように使うことが可能である。
……と書くと聞こえはいいが、実のところアドミニストレータがレーザー砲的な物を作ろうとして失敗したため、粗大ゴミになった大量の鏡を転用したという微妙に残念な真実が隠されていたりする。
また、良くも悪くもレーザーであるため、即興の神聖術で生成した鏡であっさり反射できてしまう(鏡の方も溶解はする)。
人間関係
遥かに後輩でありながら自分よりも強く、美しい素顔を堂々と晒しながら戦うアリスには嫉妬を抱いており(アリスはアリスでファナティオの女らしさに勝てないというコンプレックスを持っていたが)、2人は馬が合わず、一緒に揃うと場の空気が緊迫するなど、険悪な関係。同性にあまり好かれる人柄ではないのか、女性との相性はかなり悪い。
配下に四旋剣という四人の整合騎士を従え、彼らからは尊敬の念を抱かれている。そのうちの一人のダキラからは密かに想いを寄せられている。