概要
1947年新潟県生まれ。本名は「福井憲雄」(ふくい のりお)。1968年にNHKのドラマの「開花探偵帳」でデビュー。
1971年放映開始の「仮面ライダー」では、主演の藤岡弘、がバイク事故で一時降板したため、東映からのオファーで仮面ライダー2号・一文字隼人役を演じることになる。オファーを受けた際、本郷猛を演じる藤岡弘、とは同じ劇団のメンバーであったことから「彼の主演を取りたくない」という理由で断っていた。が、復帰するまでの穴を埋めて欲しいという条件を付けられて主役を演じた。
復帰後はダブルライダーも打診されたが、「復帰したての状態でそれをすれば、藤岡が番組において付属のような扱いになりかねない」と固辞し、主役の座を藤岡に返した。
しかしその後はゲストとしてダブルライダー回でのゲスト出演に加え、その後の仮面ライダーシリーズに一文字役でたびたび登場することになる。なお、オファーがあれば断ったことは一度もないとのことである(つまり自身が出ていない代役が演じている作品はオファーすらなかったと示している)。
1982年には泥酔した結果のストーブの不始末から大火傷を負い、俳優の命とも言える顔を大きく損傷、これにより俳優としての仕事を失い、引退状態に陥りホームレスにまで落ちぶれた時期があったが、1990年代に芝居仲間から舞台に誘われ、俳優として復帰を果たしている。この間、支えてくれた仮面ライダーファンへの感謝を忘れないという。
2012年には自らオーナーとなって、ファンとの交流の場として東京板橋に居酒屋「バッタもん」をオープンした。
主な出演作
他の出演作はウィキペディアの記事を参照。