「セフィーロの柱は消滅した。この世界は、暗黒と化そうとしている」
「もうすぐもうすぐだ。すべてが死に絶える。すべてがきえてなくなる」
「セフィーロだけではない。すべてが、世界が私のものとなる」
概要
CV/高畑淳子
アニメ版『魔法騎士レイアース』の第二期より登場するオリジナルキャラクターにして、本作のラスボス。全ての世界を闇に沈めて破壊しようと目論む正体不明の謎の存在。
長い首に真っ白な素肌に紫色をした鋭く長い爪、透けたマントを羽織り、夜よりも暗い色をしたドレスの裾は、下にいくにつれて霧のように宇宙空間へと溶け込んでいると言う、不気味な容姿をしており、その姿は夜の女王のような雰囲気を醸し出している。
最終回で明かされたその正体は、柱であったエメロード姫を失った事で、セフィーロ全土の人間達が抱いた、恐怖等の負の感場が具現化した存在であり、“セフィーロの民”の心そのもの。
端的に言えば、セフィーロの民が生み出した強大な魔王(そもそも、セフィーロは人の思いが具現化する世界である為、人々が抱いた負の感情で魔物が生まれる特性があり、その法則で誕生した魔物の一種とも捉える事が出来る)。
ノヴァやアルシオーネを己の目的の為の道具として利用する、冷酷にして残忍、狡猾な性格をしており、セフィーロの民の恐怖心が大きければ大きい程に、無尽蔵に力を得る事を可能とする厄介な性質を持つ。
また、自身の姿を影のようにして、どんな場所にも神出鬼没に出現する事も出来る上に、強大な魔力で遠く離れた相手を呪殺する事や、人々の心の闇を利用して魔物等を生み出す能力も持つ。
生まれた直後のノヴァを唆し、利用するだけ利用した挙句に切捨てると、自身の居城たるセフィーロの裏へとやって来た魔法騎士たちと対峙。
先の戦いで半壊した魔神レガリアと同化し、魔神デボネア(仮称)となって魔法騎士たちと最後の戦いを展開する。
その強大な力を持って光達を圧倒し、合体魔神レイアース最強の『閃光の螺旋』さえも凌ぎ切り魔法騎士達を戦慄させるが、最後はデボネアの正体は自らの心そのものだと知ったセフィーロの民の生きる願いによって出現した、新たなセフィーロの柱の証である剣を手に取った光の前に敗れ去り、呪詛の言葉と共に爆散消滅した。
関連項目
スペースビースト:人々の恐怖から産まれ、凶悪な存在と化す害悪繋がり。