概要
原作には登場しないアニメオリジナルのキャラクターである。
完全ギャグである原作をアニメ化する際、スポンサー会社の為に女児向け玩具を作る必要があった。
その為、原作にはないオリジナル要素が作られた。それが「主人公のチャチャがマジカルプリンセスに変身し、毎週襲ってくる魔王一派の刺客と戦い、撃退していく」というものである。つまり変身ヒロインものにジャンルが変えられてしまったのだ。そしてマジカルプリンセスに変身するためのアイテムをピカピカ光って音が出る玩具として子供たちに売りつけることにしたわけである。
本来の姿は10歳前後のチャチャだが、この姿に変身すると、17歳くらいの少女に成長する。
変身の呪文は、
チャチャ「愛よ!」
リーヤ「勇気よ!」
しいねちゃん「希望よ!」
である。変身した際は、「愛と勇気と希望の名の元に、マジカルプリンセス、ホーリーアップ!」と決めポーズを決める。
戦闘では高い身体能力と必殺技で序盤は単身でマジカルシュートだけで決着がつく強さを誇ったが、25話でアクセスにマジカルシュートを破られ実質的な敗北を喫し、新しい武器を探すことになる。強敵も登場するようになり、攻撃を受けた時の防御面の弱点が露呈し、しばしば戦闘不能にまで追い詰められる場面も見られた。単独で倒せない相手との戦いでは仲間の助力により切り抜けている。
当時のパソコン通信の掲示板では大チャチャさまと称されていました。
路線変更
魔王を倒したことでアニメオリジナルストーリーに決着が付いた後も変身していたが、とある理由で変身アイテムを封印の道具として使うこととなって使用できなくなり、原作本来のギャグ路線に戻った。
が、魔法で早着替え(またはセラヴィーお手製の服に着替える)することが何度かあった。勿論姿は、現在の年齢のままである。
変身アイテムと武器
プリンセスメダリオン
チャチャが身につけている羽を模したペンダント。セラヴィー先生から贈られた。
これとリーヤの腕輪、しいねちゃんの指輪の3つがそろわないと変身できない。
中央の赤い宝石は、チャチャの祖父であるジーニアスが封じ込められたもの。
この状態でも自己はあるのか、チャチャの危機を救ったことがある。
ビューティーセレインアロー
初期の武器。豪奢なデザインの大型の弓矢。攻撃方法は矢を打ちだすのではなく、
弦を引くことで矢じりとなっている宝石部分にエネルギーが充填され、
「ビューティーセレインアロー・マジカルシュート」の掛け声でこれを発射するというもの。
初期は1発で敵を倒せたが、第25話からはついに通用しない敵が現れ、その後ウィングクリスを入手したため、お役御免となった。それでも、時々は使っている。
ウィンググクリス入手後は、不死鳥を呼び出すナビゲーションアイテムとなった。掛け声は「ビューティーセレインアロー・セイントフェアリー・ナビゲーション」。
ウィングクリス
後半の武器。伝説の不死鳥の剣と呼ばれる短剣。不死鳥が変身することでこの形態に変わる。
セレインアローが通用しない相手に対抗するため、探すことになった。
「ウィングクリス・バーニングフラッシュ」の掛け声と共に衝撃波を生み出して攻撃。
入手直後はうまく扱うことができず、アクセスとの再戦でも苦戦するが、仲間を守る気持ちの強さから使いこなすことに成功する。
邪悪な心を破壊するので、刃物としての殺傷能力はない。
おもちゃで発売された時はきちんと鳥形態にもなる。
ピー助
ピンク色のボールのような鳥。最初はあまり目立った活躍はなかったが、チャチャを守りたいと思う気持ちで不死鳥に覚醒した。
チャチャが変身しなくなってからは、元の姿に戻り、学校の教師に飼われている。
バードシールド
伝説の盾。伝説のエンジェル砂鉄と呼ばれる素材から作られる。非常に重い。
カザンダン戦で重傷を負い、マジカルプリンセスの弱点が防御面であることをセラヴィーに指摘され、探すことになる。
「バードシールド・ビルドアップ」の掛け声とともに左腕に装着される。
小型ではあるが防御性能は高く、敵対した魔族の攻撃のほとんどはこれによって防がれた。
ホーリーバードの攻撃で破壊されてしまった。
防具であるためあまり目立たないせいか、上記の武器は知っていてもこれを知らない、と言う人もいるらしい。