CV:日高のり子
概要
ヒーローの1人。
しいねちゃんとは、漫画・アニメ赤ずきんチャチャの登場人物である。
稀であるが、単にしいねと呼称されることもある。
優秀な魔法使いで、飛行・変身魔法を主に使い、時には召喚魔法を用いたり、「しいねちゃんスペシャル魔法弾」と名付けた魔法弾を放つこともある。
師匠は魔法使いのどろしーで、彼女のことを母親のように慕っている。
男でありながら、自己紹介も含めて常に「ちゃん」付けである。
(同じくちゃん付けされる師匠を呼び捨てにしているリーヤですら「しいねちゃん」と呼んでいる。)
礼儀正しく、一見育ちの良さそうな優等生風だが、小ずるい典型的現代っ子である。
よくチャチャをめぐってリーヤと対立するが、普段一緒にお風呂に入っていたり、ピンチ時にはよく互いに助け合っており、心底嫌っているわけではないようだ。
原作版
耳掃除が趣味で、よく他人の耳掃除をする機会を窺っている。
細かい事に気がつき頭もよく回る聡明な性格だが、そうした部分においてリーヤから口喧嘩で「神経質」と揶揄された上で「将来ハゲる」とまで断言され、さらに折悪しく同時期に抜け毛まで体験してしまったため、子どものうちから禿げることを恐れており、育毛剤を買うために密かにお小遣いを貯金している。また重度の夢遊病で、寝ぼけると誰にでもキスをする。
常識人キャラだったが、後半ポピィくんにポジションを奪われてしまう。
さきいかが好き。
どろしーに弟子入りした(させられた)のは、主には母親の意向。
理由は幼い頃のしいねちゃんは病弱であったため自然の中で体力をつけさせるため……というのが表向きの理由だが、実際は父親である魔騎士アクセスによるヒドい過保護・過干渉から守るためと母親の初恋のヒトが魔法使いだったから息子にも魔法使いになってもらいたがったというのが理由。
父親のアクセスは度を過ぎるほどの息子Loveなのだが、あまりにストレート過ぎる上に過激で束縛が激しく余計なことしかしないため、さすがのしいねちゃんも(チャチャたちと母親の忠告によって)文通に留めて一歩引いた関わり方をしている。
どろしー「(しいねちゃんのお父さんは)アニメでは渋い人なのに……(汗)」
のち禿げることへの恐れが、彼を育毛の研究へとのめり込ませる事となり、最終的には「奇跡の魔法育毛剤」を開発。その劇的な効果が万民の知るところになると引きも切らぬ受注をしてバカ売れし、一生かかっても使いきれない一財産を築くまでになった。
が、本人は他ならぬ受注をこなすためにたった一人で夜討ち朝駆けで働かねばならなくなりその財産を自らのために使うこともできず貯まる一方。恋愛もできず家族を持てる暇もなくなり育毛剤を褒め称える声を聞き悦に入って壊れた笑いを浮かべながら目の下にクマを作って忙殺される日々を過ごしている。
アニメ版
アニメ版では、どろしーに代わり家事全般をこなしているため,料理や掃除が趣味となっている。
一人でよく歌を口ずさんでおり、その歌詞は「いつもお利口しいねちゃん」など自画自賛の内容であることが多い。
また、よく妄想をするむっつりスケベキャラでもある。
アイキャッチで番組名の描かれた看板の下敷きになるなど、損な役回りが多い。
マジカルプリンセスと戦ったアクセスの息子。即ちしいねは魔族の血筋である。これには理由があり、アラクノ監獄に囚われの身になっている奥さん、しいねの母を救う為の苦渋の選択でもあり、赤ん坊の頃にドロシーにその身を預けられた。
エピソード
アニメ放映開始の翌年(1995年)には、空前のショタブームを巻き起こした。
(異常発育猫少年騒動)
勇者警察ジェイデッカーの友永勇太などと並び、90年代以降の同ブームの草分け的存在となったキャラクターである。
CVを担当した日高のり子は、同じく自らがCVを担当した雪見ソウシ(飛べ!イサミ)を指して、「要するにこのコ、しいねちゃんなんですね」という主旨の発言をしたという。