CV:伊丸岡篤
概要
ゲーム内での名前表示はイェリッツァではなくイエリッツァ。
セイロス聖教会の士官学校で主に鍛錬を担当している武術師範。口調は不気味で「死合う」という言葉をよく使う。士官学校にいた頃は目元に白い仮面を付けていた。
イベントに登場することも少なく、主人公が教師に就任してわずか数か月で姿を消してしまうためにあまり印象に残っていないプレイヤーも多いかもしれない。姿を消したタイミングなど様々な状況から考えると、死神騎士の正体はイエリッツァと見て間違いなさそうだが、さらに秘密が……。
キャラ性能
2019年11月8日配信のアップデートを適用することで、紅花の章(帝国ルート)で自軍に加入する。支援会話の対象は主人公とメルセデスの二人のみで、男主人公(ベレト)との支援Sがある同性の一人。
初期兵種は当然のことながら特殊職の「死神騎士」。兵種マスターにより今まで大ボスが持っていた「応撃」(攻撃されたとき、距離によらず反撃)のスキルが使用可能になる。強力だがやっつけ負けに注意。専用スキルは敵のときと同じく「殺意」(自分から攻撃した時、命中+20)で、汎用スキルとしてリシテアの固有スキルと同じ「天才」(戦闘で入手する技能EXPが2倍になる)を持つ。紋章はメルセデスと同じ「ラミーヌの小紋章」だが、信仰が苦手のため役立つ機会は薄い。
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隠された経歴(ネタバレ注意)
イエリッツァという名前は偽名で、真の名前はエミール=フォン=バルテルス。しかもメルセデス=フォン=マルトリッツの異父弟である。
メルセデスの家庭はかなり複雑で、彼女が生まれる前にマルトリッツ家は取り潰され、且つ父親を亡くし、母親は身重のままバルテルス家の当主と再婚した。
しかし、紋章持ちの弟「エミール」が生まれてからは邪魔者扱いとなり、母と共に家出。その際、弟をバルテルス家に置いていったことをメルセデスは未だに引きずっていた。
その後、バルテルス家はエミールに一族郎党が鏖殺され、家としては既に滅亡していることが大修道院の書物に記載されている。
実はバルテルス家は「嫡男」である筈のエミールにも不当な扱いをしていたらしく、さらには家出した母娘が王国領の教会に身を寄せている事を当主が突き止め、年齢の関係でもう子供を産めない母に代わり、ラミーヌの血を引くメルセデスを娶ろうとしていた事が判明。それを知ったエミールが当主を含めたバルテルス一族を殺害し、行方を眩ませたということが真相だった。
つまり彼がこのような事件を起こしたのも、全ては姉のメルセデスを守るためであった。
(なお、どのようにして「死神騎士」となったのか詳しい経緯は不明だが、上述のパルテルス家にいた頃の劣悪かつ孤独な環境が、彼の中に「殺人者=死神騎士」としての人格が生まれる要因となってしまったのではないかとメルセデスは推測している。)
その後、エミールは幼い頃のエーデルガルトと出会い、彼女に見出されたことで没落しかけていたフリュム家の嫡子に据えられ、彼女に臣下として仕える事となった。(そのため、名簿記載のフルネームは「イエリッツァ=フォン=フリュム」となる)
そしてアランデル公の推薦で士官学校の剣術師範に就任し、本編に至る。
一族郎党を鏖殺したエミールだが、自分を庇ってくれた母や姉の事は今でも愛しており、姉との支援会話では、姉がエミールを置いていった事を後悔している件に関しても、むしろ自分から置いていくようにと母に頼んでいた事を告白。
他ルートで敵対している場合でも、姉に戦線から離れるように警告したり、もはや戦いが避けられない状況にまでなってしまった時はメルセデスだけは自分の手で殺すと決断するなど、その本質はどこまでも姉想いな弟だったのである。
なお、イエリッツァが紅花の章でのみ自軍に加入する関係上、姉弟を一緒に生存させたい場合は第1部でメルセデスをスカウトし、王国側から離反させなければならない。