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ほのうみの編集履歴

2020-01-05 14:00:58 バージョン

ほのうみ

ほのうみ

ほのうみとは、『ラブライブ!』に登場する高坂穂乃果と園田海未のカップリング。「うみほの」と表記されることもあるが、攻め受けを考慮せずに「ほのうみ」と表記されることが多い。

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概要

明るく活発で、考え無しに物事を進める穂乃果と、内気気味で、慎重に物事を進めたがる心配性の海未。

絶望的な学力の穂乃果と、成績優秀な海未。

体を動かし、外で遊ぶのが好きな穂乃果と、休日には家の中で読書や稽古をして過ごす海未など、穂乃果と海未は、その性格や趣味において正反対である箇所が多く見られる。

(『正直に言って、幼いころからの腐れ縁でもなければ、今のような関係にはなっていなかったかもしれませんね』(ほのうみSID:第3章「学園祭の花🌸」P51より引用)


しかしながら、

「やるったらやる!」と一度決めたら最後までやり遂げる穂乃果と、頑固かつ武士道精神により、物事を途中で投げ出すのを嫌う海未。

三代つづく和菓子屋「穂むら」の跡取り娘である穂乃果と、日舞・園田流、また園田道場の跡取り娘である海未など、一見正反対に見える二人だが、「ラブライブ!」という物語において、重要な点(最後まで諦めない/音ノ木坂と離れがたい運命を持つ)で、穂乃果と海未は共通のものを持っている。


なお、ラブライブ!はメディアミックスというコンテンツ展開の手法をとっており、それぞれの媒体で、元となる設定が異なっている。基本的には、

・同年齢である

・(スーパー)幼馴染である

・小中高と同じ学校に通っている

・どちらも家業の跡取り娘である

・地元である音ノ木坂を大切に思っている

点は共通しているが、住居の位置関係、穂乃果の剣道部設定、海未と穂乃果の知り合い方など、異なる点も数多く存在する。中にはメディア間で矛盾する設定もあるが、基本的には、それぞれのメディアで展開される「ラブライブ!」の物語は、別の世界線のものであると受け入れることが必要となる。


以下、それぞれの媒体における、穂乃果や海未の性格や成り立ち、穂乃果と海未の関係性、また音ノ木坂という土地について記述する。


School idol diary(SID)

穂乃果

01 穂乃果はあきらめない。

・穂乃果は電車に乗る機会があまりなく、小さいころから音ノ木坂という街から出ずに過ごしてきた。(P10)

・また、小さい頃にみたオトノキの制服姿のお姉さんに対して「この街いちばんの主役に見える」(P12より引用)など、強い憧れを抱いていた。

→穂乃果にとっては、音ノ木坂は生活空間そのものであり、「音ノ木坂の街の主役である音ノ木坂学院を失いたくない」「オトノキの制服姿の“お姉さん”の姿を失いたくない」と気持ちが、穂乃果のスクールアイドル活動の駆動力となっている。


02 スクールアイドルになろう。

・穂乃果の初恋(?)はスクールアイドルである。「胸がきゅーって苦しくなって心臓がドキドキして、その人を見るたびに、なんだか目が引き寄せられて離せなくなっちゃって——おまけに。なんだかすっごく興奮してきて——体が勝手に踊り出したくなっちゃうようなこの気持ち。」(P20より引用)

・UTXのライブを見た後、今後の活動に不安を覚えた穂乃果の顔を、海未はじっと見つめる。(P33-34)

→海未は穂乃果の顔に浮かぶ不安を見抜いていると考えられる。

・コメント欄にて、海未が「本能で突き進む穂乃果のパワーには——私は一生かなわない気がします♡」と記入している。


03 ダンスを踊ろう。

・「穂乃果なんかがセンターなくらいの方が、きっとまわりのみんながもっとよく見えるかもしれないしね♡」(P42より引用)や、繰り返し自分を「普通の子」(複数箇所)と言い、挙句「いちばんみんなの役に立ててない」(P44より引用)と言うなど、アニメ穂乃果とは異なるSID穂乃果の性格がよく現れている。ただ、卑屈になっているわけではなく、自分に魅力がない(他のメンバーからすればそうではないのだが)ことを受け入れており、自分の魅力のなさについて悩んでいないところは注意すべき点。


04 部室が欲しい!

・穂乃果との相合傘で、ライブ衣装よりも穂乃果が濡れていないかを心配する海未。(P48)

・海未は穂乃果に、相合傘を持ってくるような用意周到さは期待しておらず、大荷物を一人で持てる力を期待していると言う。(海未もかなりの力持ちだとは思うが……)(P50)

→海未は、穂乃果ができないことは自分がやり、海未ができないことは穂乃果にやってもらうという関係を思い描いていることがわかる。この支え合いが、正反対のふたりが今まで仲良くしてこれたひとつの要因と言える。


05 初イベントは大変!?

・穂乃果と海未が、穂乃果の家でおまんじゅうを食べていた様子を確認。(P57)


06 アイドル撮影会!

・特になし。


07 ユッキーと私の未来。

・穂乃果は和菓子屋を継ぐことについて、嫌だとは思ってはいないのだが、真剣に考えてはおらず、スクールアイドルのことで頭がいっぱいになっていることがわかる。(P85-86)



海未

01 園田家の1日。

・母が園田道場に生まれた一人娘であり、現在の日舞・園田流の家元。父は武道家であり、入り婿である。(P10)当然、海未は日舞の跡取りとして期待されているが、父からも跡取りとして期待されており、現時点ではどちらかとも決まっていない。(P11)

・海未の母と穂乃果の母(きぃちゃん)は幼なじみであり、ふたりが同時期に妊娠したことからも、穂乃果と海未は「おなかの中にいた時からの幼なじみ」(海未母談)(P12より引用)である。海未の母はこの昔話を気に入っているが、海未は、穂乃果と自分は母親たちとは違うと思っているため、うんざりしているものの、堂々とは否定できずに悔しく思っている。(P12)

・海未は普段は家の夜の稽古で忙しいため、μ’sのメンバーとご飯を食べにいくことができない。(P14)

・海未と穂乃果は家がいちばん近く、ほかのメンバーもみな徒歩通学のため、解散したあと最後に残るのは穂乃果と海未。(P14-15)

・海未は変化が怖いわけではないが、音ノ木坂の街やそこに住む人の笑顔が大好きなので、それが奪われそうになっている今、大きな流れに立ち向かうべきだと本能的に、心の底から思っている。その気持ちに気付かせてくれたのが、穂乃果である。(P17)

・(街が変わっていく流れが好きではないという海未の言葉に対して)「海未ちゃんは、そう言ってくれる気がしてたんだ」(穂乃果談、P18より引用)

→穂乃果と海未にとって、この街を守るという想いは、ふたりの間の約束のように強固なものである。

海未にとっては、「自分たちの居場所を守りたい」「その気持ちに気付かせてくれた、穂乃果のことをずっと隣で支えたい」というのが、スクールアイドルとしての駆動力になっている。

・「3世代目を穂乃果と一緒に産んでまた幼なじみにしよう!」(海未母談、P18より引用)

→わかっているとは思うが、これは穂乃果と海未との間に子供をもうけようというわけではない。念のため。

・穂乃果による「生まれる前から、お互いのお母さんのおなかの中にいるときからの、スーパー幼なじみの海未ちゃん」(原文ママ)というコメントより、スーパー幼なじみの定義がなされる。

・「穂乃果がこの街を大好きだって思う気持ちを——きっと一番よくわかってくれる人です」

→穂乃果と海未は、スーパー幼なじみという運命じみた関係を持ち、それがふたりの間の「音ノ木坂への愛着」への相互理解に繋がっていると、「穂乃果が思っている」重要なコメント。海未から穂乃果への気持ちばかりがクローズアップされがちではあるが、穂乃果にとって海未は、スクールアイドルの駆動力である「音ノ木坂への愛情」をいちばん共有できる存在である。


02 試験の季節。

・特になし。


03 私の運命。

・「卒業式は絶対泣かない!!」と決めた泣き虫な穂乃果が、本当に泣かずに卒業式を終えたものの、夜になって家で一人、泣き叫ぶ様子を穂乃果の部屋の窓の下で聞く海未。(P33-34)それを通して、「きっと穂乃果とずっと一生友だちでいる。他の誰かが穂乃果を見捨てても、私が最後まで穂乃果のそばにいよう」(P34-35より引用)と海未は決心する。

・「誰も味方になってくれなくても、私だけは——この強そうで弱くて弱そうで強い、不思議な力を持っている友人の、ずっと一生、味方になろうって」(P35より引用)

→これらの発言には、「穂乃果はぜったいに他人のことを思いやって行動するはずだ」と言う、穂乃果のやさしさを絶対的に信頼する海未の気持ちが込められている。海未にとっては、穂乃果が卒業式で泣かないことも、音ノ木坂学院の廃校を守ろうとすることも、他のみんなのことを想うやさしい気持ちによるものだと判断しており、やさしい穂乃果を支えてあげたいという気持ちが、海未の心を大きく占めていることがわかる。

・海未は、穂乃果の「有無をいわせない笑顔」(P35より引用)につかまった時から、アイドルになることが運命だったように感じている。(P35)

・「私は穂乃果のために、アイドル活動をがんばるのでしょう」「私は、あくまでも友情の印として、この活動をがんばるのであって」(P35より引用)

→海未SIDが書かれた時系列は、μ’sが結成してすぐのことだとされている。時系列としては後となるほのうみSID4章や、アニメ2期9話において海未自身も、自分の気持ちでスクールアイドルをやっていると吐露したが、少なくとも初めのうちは、穂乃果のために(音ノ木坂のために)スクールアイドルを始めたのがわかる。

・穂乃果に誘われたといえば、無条件でスクールアイドルをさせてくれる海未の両親(P40)


04 私の運命。続

・特になし。


05 μ’sサマータイム♪

・穂乃果のいないμ’sとして「レモンスライスの入っていないコーラ」「芥子のついていないところてん」「あずきののっていないお抹茶のかき氷」のように物足りないとしている。(P54)

・海の「どこか見ただけで人を笑顔にさせる力」が、穂乃果の笑顔に似ていると思う。(P56)

・希のコメントより「あの天然の子(穂乃果)に0歳から太刀打ちできたのはきっと海未ちゃんしかおれへんよ」(P61)


06 適材適所ということは。

・弓道部のかつての後輩に泣き疲れても、考えるのはμ’sの練習のこと。(P65)

・スクールアイドルのお店で見かけた女の子ふたりの、スクールアイドルのグッズを見つめる表情が、「幸せなドキドキと興奮の輝き」「(自分ではコントロールすることができない)心の中のすべてを占めてしまう、純粋な憧れ」に溢れているのを見つけた海未は、自分にもその覚えがあることを認める。

「ひどくまぶしくてひどく大切で、キラキラ輝く自分には絶対になれない憧れの存在がいて——たとえその対象が同性でも。そんなことは関係なしに、ただ純粋な気持ちで相手のことを思ってしまう。」

「ただ、それが自分の場合はごく身近に存在していて、たまにその気持ちが私をひどく混乱した状況に陥し入れて——」(P75-76より引用)

「そう思って少し、鼓動の激しくなってきた胸を押さえたとき」

→言うまでもないが、その想いの対象は穂乃果である。わざわざ「同性でも」と断るあたり、少なからずそのことを意識しているようである。この気持ちは明確にはかかれていないが、穂乃果のSIDの2章で触れたように、穂乃果のスクールアイドルを想う気持ち(初恋の気持ち)と似ている。これらの表現から、決して海未が穂乃果を「恋愛的に好き」だとは言い切れないが、「その気持ちが私をひどく混乱した状況に陥し入れ」「鼓動が激しく」なるほどまでに抱え込んでいることを真面目に受け取ると、海未は穂乃果に対して、アイドルに向けるような憧れには収まらない、友情を超えた「何か」を抱えているとするのが妥当である。


07 幼なじみの2人。

・海未は小さい頃は、穂乃果の家の子になって、おまんじゅうを食べて暮らせたらいいと何度か思っていた。(P82)

・穂乃果の父が、穂乃果がスクールアイドルに、まるで恋愛みたいに夢中になる姿を見て、寂しく思ってしまうのが、海未には分かる。(P85)

・小学生のころも、よく海未の家に家出をしてきていた。

・小学三年生の時に神田明神まで家出をした時、「自分で逃げようとしたときにはちっとも動けなかったのに、穂乃果のためならこんなに走れる」(P90より引用)。

→自分よりも穂乃果のことを優先してしまいがちな、海未の一面が見える。

・「気づけばあなた(穂乃果)とは、もう家族のようになってしまっていて——」(P92より引用)

・「穂乃果やことりのようなかけがえのない友人がいるのは、やっぱりこの土地のおかげだと思うんです」(P92より引用)

→海未にとっては、友人への大切な気持ちが、そのまま音ノ木坂へも流れている。先述したとおり、海未は穂乃果に特別な感情を抱いているが、そんな穂乃果との出会いを生んでくれた音ノ木坂にも、海未は穂乃果と同様の運命を感じており、それがふたりの関係を、より強固なものにしている。

・穂乃果がスクールアイドルをやめたくなっても、海未はそれを辞めさせないつもりでいる。

→よく誤解されるが、アニメ第1期第12-13話のあなたは最低です!ビンタは、この気持ちによるものではない。海未がビンタをした理由は、「穂乃果が自分の本当の気持ち(他人に迷惑をかけてでも自分のやりたいことをしたい)に嘘をついたから」であって、「途中でやると決めたことを投げ出そうとしたから」というわけではない(もちろんそれもあるだろうが、主ではない)。

・海未母「もううちの子になっちゃったら?(本文に誤字有り)」穂乃果「なっちゃうなっちゃう〜!」という定番の返しがある。(P94)

・大人になっても、おばさんになっても、お婆ちゃんになっても、ずっと二人はこの場所にいると海未は思う。(P95)

・花陽のコメントで、「いざっていうときには、なんだか何も言わなくても——お互いの目を見るだけで通じ合っちゃっているみたい」と評価されている。



ほのうみ〜秋の学園祭♪〜

その他


アニメ

1期

2期



漫画(鴇田アルミ版)


G’s記事


ドラマCD


スクールアイドルフェスティバル(スクフェス)


スクールアイドルフェスティバルALLSTARS(スクスタ)




余談

二人の瞳の色は、お互いのイメージカラーと交換する形となっており、Aqoursではちかりこがその要素を受け継いでいる。また、ふたりのイメージカラーであるオレンジ(穂乃果)とブルー(海未)は、補色関係にあり、穂乃果と海未が正反対の性格であることを暗示している。


ちなみに、中の人である新田恵海三森すずこは声優デビュー作(『TPさくら』)が同じであり、同年齢であることからも、作品外でも仲が良く、お互いの担当するラジオ番組でも、ゲストとして呼ばれることが多々ある。

また、2019年7月19日に放送された「ラブライブ!ANN」によって、三森すずこが、アニメでの海未の声のチューニングとして「穂乃果、穂乃果!」と声の調子を変え、新田恵海も「海未ちゃん、海未ちゃん!」と声を出していたことが明らかになった。



関連タグ

ラブライブ! μ's 百合

高坂穂乃果 園田海未

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