概要
モンスターハンターワールド:アイスボーンで初登場した古龍種。別名『溟龍(めいりゅう)』。
現状では陸珊瑚の台地に登場することがわかっている。
何より気を抜くのはその見た目だろう。翼を中心とした体のあちこちにはクラゲを思わせる発光器官が付いており、その見た目や台地の様相も併せて、まるで深海魚あるいはチャナガブルと誤解された人も少なくないはず。
古龍としての特殊能力は『水を操る』こと。
水弾や高圧の水ブレスを放つことで地面に水溜まりが形成されるが
これを利用して、水流を起こしてハンターの動きを阻害したり、吹っ飛ぶほどの水飛沫を発生させるほか、ネロミェール本体は水溜まり上を滑るように素早く動くことができる。
何やら翼の動きが水を操ることと関係しているらしいが…?
そしてこちらは発売前では明かされなかったが、
なんと発電器官を有しており、戦闘が進むと雷属性攻撃を仕掛けるようになる。
つまりネロミェールは古龍の中でも珍しい、水と雷の二つの属性を操る古龍なのである。
そしてネロミェールは電撃を翼の先端から放ち攻撃する。この時、前述の水溜まりに電撃が着弾すると蒸発・炸裂して攻撃範囲が広がる。
ちなみに、公式サイトのCG画像や本記事のトップ画像などで見られる姿は「水をある程度含んだ姿」であり、能力を使い切って水分を失った本来のネロミェールは、黒・茶・銀色が主体の地味目な色合いをしている。
逆に水分・電撃能力が極限に達すると全身が眩く輝き、体中に黄緑色に光るラインが走る。
その為目撃情報があちこちで食い違い「とにかく派手に光輝いていた」「いや、とても地味な見た目だった」「水源もないのに激流に押し流された」「稲光が常に鳴っていた」と情報が錯綜するため一時は集団幻覚のような扱いを受けていた。
余談
MHWの設定資料集では、1期団の船(=集会場)が小高い岩山の上に座礁しているのは、当時新大陸に向けて航海した際にクシャルダオラと水を操る謎の存在の争いによって起こった高潮によってあのような状態になってしまったことが明かされている。
MHWでは存在を匂わせる程度だったが、ネロミェールこそがその存在なのではないかと疑われている。そもそも新大陸に「水を操り」「クシャルダオラに匹敵する飛行能力を持ち」「渡りを行っている最中とはいえクシャルダオラを撃退するほどの力を持つ」モンスターはネロミェールしか存在しないためほぼ間違いないと思われる。
また、その場合海上という「クシャルダオラの制御する嵐や大気」「ネロミェールの操る大量の水」が豊富にある環境でのぶつかりあいは相当な激闘かつ見応えのあるものだったことは想像に難くない。
ちなみに「ネロ」と名を冠しているがこのネロはディアブロス亜種系武具に冠されるイタリア語の「黒」を意味するものではなくギリシャ語の「水」を意味する語句である。
またミェールは恐らく「メール」か「ルミエール」であり、前者はフランス語の「海」、後者は同じくフランス語の「光」を意味するものが語源とされる。
「モンスターハンター 超生物学~モンスターvs生物のスペシャリスト~」での生態樹形図によると、古龍種古龍目の不明(亜目)から溟龍下目と霞龍下目に枝分かれしている。
つまり、ネロミェールとオオナズチは近縁種に当たることが判明した。