パステロよ 概要頼む よろしくな
うえきの法則のグラノチームのメンバーにして、実質的なリーダー格。
某作品のスナフキンを連想させる服装と、やや老け顔ともとれる糸目の顔立ち、季語なしで5・7・5で話す口調が特徴。(なお、「サイケまたしても」にて登場した、上司想いなおっさんは一応いるものの、基本的に問題児揃いな福地作品の糸目キャラの中では、比較的言動が丸め。)
潜在的な火力でこそグラノや他のチームリーダーに幾らか劣ってはいるものの、それをある程度補える知略と強かさを持つ他、相方であるパステロが相手の発言に惑わされて手を止めた際、能力による被弾から守るため咄嗟に忠告しようとする等、協調性もある。パステロ以外の人物に対する言動も基本的に丸めで、ペコルも(他のチームメンバーよりは)心を開いている節が見られる。
しかし、他のチームメンバーと同じようなズレた芸術センスを持っていた他、ペコルへの酷な仕打ちと三次試合に対する考えの甘さが目立っているグラノ・ギタールに対して、同調こそしないが、かといって咎めるつもりがあるかどうか怪しい態度をとっていたのが悪かったのか、グラノが能力発動に必要な主力素材を用意せずに参戦するという初歩的なミスを犯していたのに気づかないまま三次試合出場。
同じく、火力に関しては少々難はあるものの、それを天才と称されるほどの閃きと、植木やカプーショに負けず劣らずの観察眼で補う佐野・その佐野の閃きに対する粗を理詰めで補う鈴子と対面。佐野の能力の限定条件に対し探りを入れるためか、パステロがムーニンの能力の条件について話してしまう迂闊な場面はあったものの、始めの佐野・鈴子の仲違いや、佐野の能力妨害に向いているパステロの補助もあって善戦する。
だが、途中からフォローに入った森の時間稼ぎや叱咤によって仲直りし、巧みな連携プレイを見せた2人に翻弄される。おまけに運にも見放され始めたのか、交戦中の小さなトラブルによって佐野に自己強化手段を勘付かれてしまい、後々に敗北。
試合終了後には、ペコルがこれまでに受けたチームメンバーからの仕打ちによる弊害と、グラノの限定条件と所持品に関する失態暴露、ギタールの能力を嘘レベル2発言による駆け引きで全て叫ばれるという出来事等によって、ムーニンとパステロでフォローできる容量を超えてしまい、植木チーム戦以降も全敗となった。
ダジャレこそ 最上級の 能力なり
ダジャレを現実に変える能力
限定条件:対象を笑わせること
台詞回しからしてハンター×ハンターのバショウの念能力のオマージュ、読んだ句に関する能力の類…と見せかけて、ダジャレの内容を現実に起きたこととして再現する能力。そのイマイチ危機感が伝わりにくい特性に加え、名称も"ゴミを木に変える能力"や"手ぬぐいを鉄に変える能力"以上にシュールである。
恐ろしく冴えない名称。佐野でなくとも突っ込んじゃうね。
限定条件の内容や回避の難しさ、後のプラス版に登場したビャクの相方の言動からして、マテリアル・パズルのシャイニングベイズンも踏襲している可能性もある。
そのふたつ 掛け合わせても 低火力
しかし、限定条件として笑わされた人物は、発言した内容の物や出来事を、現実に起こったことがそのまま受けることになるか、その内容通りの行動などをとる羽目になる。
例えば、豚がぶったという内容のダジャレを言った際に、それを聞いて笑った者は、ダジャレが理由かそうでないかに関係なく、豚が実際にぶったという出来事が起きてしまう。
そのため内容によっては回避困難な攻撃を受けることになる・強制的に無意味な物を攻撃するといった事態に陥る。
ダジャレという特殊なものを変えるため、幾らか似通った特徴を持つロベルトの能力に比べると火力の底上げのしづらさが目立つが、一人称を用いたダジャレと、限定条件に関する抜け道を利用することで自己強化できる点など、生物を理想化できないロベルトの能力より優れている部分もある。
弱点があるとすれば、●●とは言ったが××とは言ってないという要素をつかれて、余計なものの誤爆といった出来事を起こしてしまう不安要素があること・一人称を用いたダジャレが予測されやすいうえに種類が少ないこと。また、相手を笑わせるにはパステロの能力が必要不可欠であるため、パステロをダジャレを言い終える前などに攻撃されると多用性などが落ちてしまうという脆さもある。