「私は、もう……二度と負けたくない!!!!」
概要
中学3年生。
誕生日は12月24日。血液型AB型。元ロベルト十団員。15歳。
「~ですわ」というお嬢様な喋り方をする。
ジェラード財団の令嬢であったが故に友人に金づるとしか扱ってもらえなかったため、仲間というものに対する憧憬と不信感を持っていた。
ロベルトのことが好きで、彼に必要とされるままにロベルト十団に所属して作戦参謀を務めていたが、十団同士が仲間に対する思いやりを持っていなかったことと、植木が元の敵さえも自己を投げ出して助ける様を見て、十団を裏切り植木らと行動を共にする。
明神達との戦いではテンコと共に身を挺して治療中の植木を守り抜いた。佐野とは喧嘩も多いが、タッグを組むことが多くコンビネーションも抜群である。
しかしマリリンチーム戦では開始直後にマリリンに気絶させられ、リタイアしてしまった。四次選考ではアノンに敗北、その後復活してアノンの攻撃から森を助けた。
無類の動物好きで、巨大なテンコにも「かわいい」と言う程である(その為、動物には攻撃できないという弱点も)。
普段は優しい女の子だが、前述のように三次選考のマリリンT戦で全く活躍できなかった事がトラウマとなり、その後は「雑魚」や「役立たず」と言われるとたちまち豹変、慈悲も与えず、相手に彼女の能力の推進力を使った「必殺往復ビンタ」をする、という多重人格になってしまった(バンの「アリンコ」や「ミジンコ」などの発言にも反応を見せていたため、それらの言葉で豹変する可能性も)。
前述の通り、本来ならば動物好きなのだが、性格が豹変した際にはバンの生きた神器に「黙れケダモノ」「顔のついた棒切れを生物とは言わない」という鬼発言を放ち容赦なく痛めつけている(バンに対しても彼のリーゼントを「その素敵なヘチマ頭、むしって豚に食わせますわよ」と言っている)。
その姿は「地獄絵図」とも評され、最終回で想い人のロベルトまでもが犠牲者の一人になり、結果的に自分からロベルトを振った形になった。
続編にあたる+版では、出番が少なくなったからか、自分の感情との折り合いをある程度つけられるようになったのか、男友達の邪といえなくもない発言を聞き流すなど、性格の豹変などを見せることなく落ち着いた様子で過ごしていた。
能力
基本的に物体に触れると起爆する仕組みになっている。
1m程度の範囲ならば遠隔操作で起爆させることも可能。
爆発の推進力を生かして、空を飛ぶ「鈴子ロケット」、ビーズを連続で発射できる「ビーズ砲(キャノン)」、接近戦でのビンタ用(アニメではミサイル並の威力があると言っていた。実際にアノンが放った鉄を一撃で砕いている辺り、威力は相当高い)。
「グローブ」などの道具を使用する(なおグローブはジェラード財団の技術の粋を集めて作られた物で、ビーズの爆発による推進力を平手打ちに加える。さらに、腕への負担を限りなくゼロに近づけた代物)。
道具は全てジェラード財団製。
限定条件:一度手で触れたビーズのみ能力で扱える。
ジェラード財団
鈴子の能力増強に、大なり小なり貢献した財団。同じ能力者である森たちも、別荘(?)に招き入れる一面もある。だが、物語の都合上出番がなかったのか、鈴子に物を支援するばかりで、心の傷に対するケアや不審者への警戒をする気がないのか、鈴子を金づる扱いする友人に困っているときも、ロベルト十団の一部メンバーやよっちゃんなど、自分本位で善意で動こうとしない不審者が近付いても、特に行動を起こそうとしなかった。ただの空気なのか、無関心の悪なのか、判断に困る財団である。
余談
連載終了後に作者がツイッターにて明かした所によると、彼女は元々植木の仲間になる予定ではなく、その名残で登場初期の頃は後期と比べると容姿がかなり異なっていたが、彼女の過去エピソードを描いているうちに可哀想になり愛着が湧き、仲間になってからは可愛らしく描くようにしていったという。
https://twitter.com/fukuchi_tsubasa/status/927725998216437761