概要
ロベルト十団とは、トップであるロベルト・ハイドンを能力者バトルで優勝させることを目的とし、強力な能力者達によって構成された悪の組織。
ロベルトが優勝した際には、見返りとして“空白の才”を使って世界を無にした後に、理想の地位を与えられることが確約されている(例:王様)が、実際はロベルトの優れた人心掌握術や演技力による嘘で世界を無にするのが真の野望である。
ただし十団メンバーの殆どはロベルトを疑わず忠誠を誓っている。
ロベルトの能力における「一回発動するごとに寿命を一年削る」という発動コストによりロベルトの寿命が尽きるのを防ぐために作られた。下記の規則などを多少守りつつ、よく言えば威力が高く速攻向け・悪く言えば単調で悪目立ちしやすい能力などで他の能力者を倒し、参戦者から警戒されてきた(その例として、鬼紋、B・J、神楽が挙げられる)。
メンバーは入れ替え制。十団を倒した能力者が入団資格を得る。
欠員が出た場合はカール・P・アッチョ(カルパッチョ)がスカウトし、補充する。
当初は「十団同士の戦闘はタブー」と言う規則故に大人しくしていると思われたが、意外にアットホームな集団のようだ。
ただ、能力者バトルに必要ないうえに女性メンバーにとってただ迷惑なだけの行動をとるもの、離反者などに過剰ととられかねない悪態をつく者がいくつかいる他、周りの大人や神候補に恵まれず危うくなった者など、問題も少なくない(リーダーのある過去やメンバーの素行が原因のものもあるが、ロベルトの能力では地味に止めづらい問題も混じっている。)等、まさに過激かつ悪質な賊のような連中でもある。更には実力主義のロベルトに感化されたのか人間を平気で傷つけ、破壊や暴力を繰り返す者が殆ど(流石にロベルトの忠臣である鈴子もこれには疑念を抱いていた)で仲間を道具としか考えておらず、役に立たなければ殺害しようとする悪辣極まりない者までいた。
また、合理的に倒すこと等を目的に用意されたと思われる十団の方針をはき違えて、二対一で戦闘できる状況でありながら先に味方を始末した挙句、雑な戦い方をしたまま悪態をつき続けて倒れた者や、勝ち進めば才の種類や数によって、半自動的にバレるようなお粗末な反則行為を行ったうえ、町中などでは殆ど使えない能力ばかり選んだ者などが複数混じった、研鑽や自己分析の甘いチンピラ集団のような側面もある。
一応、ロベルトのカリスマ性と頭脳によって、それなりの頭脳プレイや連携力を見せる者たちもいたが、過去の神器でのトラブルや、財団の有名税などで表立った行動をとれないロベルト・鈴子よりは自由に動けて機動力もあるとはいえ、上記の行動以外の問題点も多いカルパッチョがスカウトを行っているため、ロベルトの人間嫌いを助長する遠因になってしまっている。
(ロベルトも、カルパッチョの対植木戦での立ち回りの悪さを通して、レベルが低すぎるとこぼしていたことから、十団メンバーの能力の練度等には思うところがあったようである。)
一方でリタイアしてからは気が小さくなる者や、多少反省の余地などが見られる者も出て来た。最終的には離反者を除いたメンバーが全員倒され、ロベルトも改心したため十団は壊滅した。
構成員
- ロベルト・ハイドン 発足者でありトップ。
- カール・P・アッチョ(カルパッチョ) 参謀司令官。女の子好き。
団員
- 明神太郎 自称十団最強。
- 鬼 外国人らしい。
- ベッキー・ウォルフ 将来の夢はスーパーモデルになること。今月中に。
- マルコ・マルディーニ 外見に反し将来の夢は寿司職人。
- ドン パワー系の才ばかり持つ。
- アレッシオ・ユリアーノ ロベルト公認十団最弱。十団テーマソングのボーカル。
- カムイ=ロッソ 白影。
- 黒木影男 黒影。
- 鈴子・ジェラード 作戦参謀を務める。
- 佐野清一郎 カルパッチョの脅迫により入団。
補充による新団員
番外編での団員
- ノマール・カルライン 気が小さい。鈴子を「可憐」と評している。
警戒していた人物
関連イラスト
関連タグ
フレア団、ドンキホーテ海賊団…前者は人間の負の側面や身勝手な自分の部下、後者は出生に関する酷な仕打ちや、その仕打ちへの復讐心と厄介な教育への憎悪をボスが抱いている点、参謀担当の一人の知略の問題点の多さなどが似ている。