ユンパオ
ゆんぱお
CV:矢島晶子
カルパッチョ(カール・P・アッチョ)が「甘いものをやる」と言う条件でスカウトし補充されたロベルト十団の新メンバー。かわいらしい顔立ちと、「太った体格で足が細い」アンバランスな容姿が特徴で、バッテリーを背負っているが、そのような見た目に反して動きは俊敏。かなりの甘党で、カルパッチョからも「甘いものに対する信念がすごい」とまで言われるほど。自身の能力も甘いものに準じたものである。
ロベルト十団に入団した理由も、あくまで甘い物目的。どこまでも食べ物ありきだが、頭の悪いキャラではないので、ロベルト優勝による見返りの内容の胡散臭さに勘づいているともとれる。
同じく十団新メンバーのカバラとは違い穏やかな性格だが、カルパッチョいわく「カバラと並んで明神太郎以上の実力者」と称される凄腕。実際、能力の限定条件に無頓着で、防御や回避をする気がほとんどない、一部の十団メンバーにはない手強さを持っている。
また、食べ物絡みの特殊フィールドとはいえ、試合中に食事する困った一面もあるが、その一方で自分の能力による自滅を防ぐよう、周りの状況を自分なりに観察する油断ならない一面も。味方としては心許ないが、かといって敵に回すのも厄介な手合いといえる。
ドグラマンションでは、自身の甘いもの好きの執着からケーキフィールドを選択され、植木耕助と対戦。前半では自身の能力と、「ケーキを食べるたびに敵の体重を増やす」という呪いのようなルールで植木を苦しめるが、能力の限定条件を見破られたことや、止めを刺そうとしたときに植木のハッタリに騙されて百鬼夜行(ピック)で倒され、リタイヤ。
背負っているバッテリーからつながっている指から電撃を放ち、お砂糖に変える。また、単純に電撃攻撃も可能なのだが、相手によけられやすいため、粉砂糖に変えてから電気に戻すというトリッキーな手法を用いていた。この能力を選んだ理由は「おいしそうだったから」らしいが、同時にこの能力の仕組みを理解したうえでバトルを有利にできることを悟ったからとも見て取れる。
実際、無理に神器に頼らなければ、耐電性のある樹木を生成して対処できそうな植木でも、この方法をとられてしまうと、どのみち回避や防御が難しくなってしまうため、名前の響きに反して攻略難易度の高い能力といえる。
床に落ちた砂糖なども、限定条件を解除した際、電気に戻るらしく、それが使い手が自滅するリスクにもなるようだが、そのリスクは使い手が砂糖が降りかかった場所について、ある程度再確認しているため、軽減されている。
弱点を挙げるとすれば、砂糖化したものを風などで吹き飛ばされると、相手に攻撃が届きにくくなるうえ、ユンパオの観察眼でも何処に砂糖が降りかかったか視認しづらく、自滅のリスクが跳ね上がる事。
そのため、B・Jは天敵。爆風を起こせる鈴子や、竜巻を起こせるうえ、粉が届きにくい上空に逃げられるカバラも苦手といえる。
限定条件は目を見開いている間であり、自分の眼の小ささだと変に目立つため、相手に限定条件を見抜かれることを恐れ、変なポーズと踊りでカモフラージュしていた。
限定条件だけみれば、サングラスなどで目を隠せば悟られるのをある程度防げそうだが、この方法だと、今度は砂糖の位置が分かりづらくなって自滅する可能性があるため、上記のカモフラージュは割と理に適っている。