CV:織田優成
概要
闇雲中学3年。趣味、影絵(アニメ参照)。
通称「黒影」または「黒影の男」
弟に照男がいる。
元は正義感の強い心根の優しい少年でバスケ部のキャプテンだったが、チームメイトを庇って相手チームと暴力沙汰を起こし(最初に喧嘩を売ってチームメイトに大怪我を負わせたのは相手チーム)、全国大会出場を取り消されてしまう。報われない正義に失望し、十団入りする
(アニメではカムイの「正義なんて報われないんだよ」という悪魔の囁きを受け、彼に連れていかれるシーンが描かれた)。それからは目的のためなら手段を選ばない冷徹な人物となってしまった。
おまけに、この出来事によって良くも悪くも警戒心が強くなってしまったのか、直線的な能力と慢心の強さが目立つ輩が多い十団旧メンバーとは異なる危険性を持つ難敵になってしまい、その強かさや危険度などを鬼紋に警戒された。
(もっとも、カムイ=ロッソやカルパッチョのように第三者や十団とのかかわりがまだ浅い人物に対し、失敬な態度や言動をとる頻度が多い訳ではなく、神候補脱落などになってしまうような反則行為も一応行ってはいない。)
だが、戦いの中で植木に感化されたことで正々堂々と戦おうとした矢先に、もう一人のメンバーであるカムイの不意打ちを喰らい気絶させられ、リタイアした。
その後はちゃんと改心してバスケ部に復帰したという。カムイの不意打ちによる後遺症も特になかったようで、表情も明るくなった。
ちなみに、登場ならびにバトル退場時期がほぼ同じだったからか、ピクシブでは上記とカムイとともに描かれているイラスト作品が幾つか描かれているが、カムイとは不意打ちを受ける前に共闘などを行う描写は特になし。
おまけに、カムイは植木だけでなく、まがりなりにも同じ組織のメンバーであった黒影のことをオモチャ扱いしつつ嘲笑するなど、良好とは言い難い関係である。
能力
影を粘土人形(クレイマン)に変える能力
基本的には巨人のクレイマンを作って攻撃するが、自分の分身を際限なく作ったり、森あいそっくりのクレイマンを作り植木を翻弄したりとかなり応用の効く能力。
1体1体の強度はそれほど高くないが、使い手の頭次第では人間サイズのクレイマンを複数用意したうえでの数の攻めや、相手に粘土をまとわせた後に拘束するといった形で補うことが可能。
単独での攻守のバランスや強さも侮れないが、それ以上に他の十団旧メンバーとの長所・短所のズレが厄介な能力であるが、使い手の自滅行為を1から10まで補うことまでは流石にできないらしく、黒影が脱落してしばらくした後に、読者も植木も反応に困るような出来事が起きたことも。
限定条件:粘土人形(クレイマン)には触れられない。なお、術者がクレイマンに触れた場合は影に戻ってしまう(カール・P・アッチョが能力を使った際に発覚)。
また、アニメ版では天気が曇るなどして自分の影が作れない状況になると能力自体が使えなくなるという弱点が判明している。しかし、植木は「能力の使えない相手を攻撃するのは卑怯だから」と戦闘を一時中断しており、これが黒影の改心するきっかけにも繋がった。
(一応、限定条件をついて能力が使えない状態にしたうえで相手を攻撃するといった戦法も、今作の要点の一つだが、黒影のあくどい戦法をみてから自身も同じような行動をするのは、植木も思うところがあったようである。)