概要
人物
普段は標準語だが、原作では激昂すると片言になることもある。アニメでのプロフィールによると、趣味は「料理と野菜栽培」。植木との初対面時には「こいつがカムイを倒した男…?」と目をつけており、入団試験の見張りにも矛盾する言動から「変人」と評している。
料理に対して異常なまでの情熱を持っており、自分の料理を粗末にした植木に激怒し、鈴子と共に植木を倒そうとする。ちなみに料理の腕や味は悪くないようだが(明神太郎いわく「マルコの料理は最高ッス!」)、下記の能力を使うことに躊躇がないこと等が料理にも響いたのか、悪意こそないが辛口な感想を言った者もいる(鬼が「食事など、腹に入ればどれも同じであろう」と言ったため、明神に諫められている)。明神いわく「料理を侮辱するものは仲間でも殺す人」らしいが、劇中で殺害する描写もなく、殺害した前科なども言及されていないため、「言葉のアヤ」とも取れなくもない。
もっとも、下記の能力で、食材や保管器具が消し炭になる、離れた場所にあったものが熱で腐敗するといったトラブルになりかねないため、たまたま本編終了前まで死人が出ていなかったともとれる。
悪知恵も多少は働くが、戦いが長引くと悪意に歯止めが利かなくなる時があり、鈴子がリタイアした元メンバーに対する扱いをきっかけに反抗した際、舌先三寸で言葉巧みに揺さぶったはいいが、(十団の掟に触れかねないからとはいえ)植木だけでなく鈴子まで巻き込もうと、隙の多い攻撃を仕掛けてしまうといった場面も。
イタリアンシェフの格好をしているが、夢は日本一の寿司職人になること。
ただ、服装のためか、本編中に作っていた料理が、寿司との関連性が解りづらいものばかりだからか、佐野に夢を陰で聞かれた際は、その内容を静かに突っ込まれていた。しかし、バトル終了後は料理人としての問題点を一応考えるようになったのか、鬼から、夢を実現する気があるかどうか怪しい生活ぶりを指摘されても、静かに聞いて自分なりに受け止めるなど、成長の兆しも見せた。
能力
原作ではトマトを握りつぶしてマグマに変えていたが、アニメでは「食べ物を粗末にしてはいけない」という子供への教育概念があるためか、トマトを潰さず投げてマグマに変えていた。さらに、複数のトマトをマグマに変えて「マグマ奥義・イグニアスロック」という隕石のような形で攻撃することも可能で、時には足元を加熱し相手の退路遮断や脚力減退などを狙えるなど、バトルに関しては応用力の高い能力ではある。また、アニメではプチトマトを指に挟んで鈴子のように投げる場面もある。
ただし、火や炎、電気ではなく、マグマであるため熱の加減がしづらいうえに、貯蔵を検討できる冷凍ガスでもないため、料理に活かせる要素は殆どなし。精々、熱した石を用いた鍋料理に使えるかどうかといったところ。
下手に扱えば寿司の具材や冷蔵器具が熱で悲惨なことになるリスクも見受けられる。(本編では、拠点から離れた場所で使用していたが、拠点も離反してない能力者も延焼しかねない規模に発展しかけたシーンも)
なお、「自分の料理を粗末にする者は許せない」マルコであるが、自分の能力も、明らかに「食べ物を粗末にする能力」である。ゲームPS版では佐野清一郎にそのことを指摘され、(食物なだけに)ショックを受けていた。
原作・アニメ共にカルパッチョのコピーした能力の中で使用されることはなかったが、ゲームGBA版では敵キャラであることをアピールするためか、黒影のクレイマンの能力とセットで使用している。
余談
作者の福地翼の次回の次回作品『タッコク!』において、本作とリンクしているかは不明だが、「喫茶マルコ」という名の店が登場する。