声優
概要
ドクター・リーはニックネームで、名前はリー・ツァンチェン
宇宙海賊をしている27歳の男性。13隻の海賊船団を率いているリーダー。
ドクターと言われるのは哲学博士号をとった天才であることから。
リーダーであるが人を見下す態度を撮り続け、しゃべる際には言葉を選ばないため孤立してしまっている。
小説版では、(『タイタニア』世界における)世界情勢の解釈や戦略的知識をミランダやファン・ヒューリックに勝手に吹き込む講義をしながら、タイタニアの栄華に亀裂を入れたヒューリックのウォッチをしている場面が多い。
『タイタニアの勃興と滅亡』という研究テーマを掲げているが、「タイタニアが滅亡する気配が無いため、しかたなく自分でタイタニアを滅ぼす」という動機で、戦いの渦中にいる。
…こんなキャラ設定であったため、当初はストーリーの今後に少なからぬ影響を与えていく(であろう)重要人物の雰囲気さえ漂わせていた。
しかし、原作第3巻の刊行一時停止から22年目に作品が再開された際に作者が方針を大きく転換した。
今まで、タイタニア一族におけるジュスラン・タイタニアら穏健派とイドリス・タイタニアら強硬派、そしてファン・ヒューリックら反タイタニア派の三つどもえの抗争を描く内容が事実上放棄され、タイタニア一族内でのいざこざに焦点が絞られていった。
これにより、物語の第3軸として物語を牽引する存在であったと同時に彼が所属する反タイタニア派そのものが『干されたポジション』に移動させられてしまい、リーはほとんど解説役同然の立ち位置に追いやられる。
そして、最終巻である第5巻のラスト、『タイタニアの勃興と滅亡』という至上命題に挑むという奇特な立ち位置を生かす為に物語の黒幕の前に立った彼に与えられた役割は・・・