概要
ドラえもんの話の1つで、単行本第4巻に収録。
単行本版においては、ドラミが初登場した作品でもあり、
後の海底鬼岩城の原型とも呼べる作品。
あらすじ
夏休み。ジャイアンは「水泳で千メートル泳げるようになる」しずかは「植物採集」ズル木は「ハワイでサーフィンの名人になる」と計画を語り合う中、のび太だけは何の計画もないとズル木とジャイアンからバカにされるが、のび太は一切気にしなかった。
何故なら、のび太は「日本からサンフランシスコまで太平洋を歩いて横断」するという計画を既に立てていたからである。
ドラミの協力で自分の身代わりのロボットを作り、水中で呼吸が出来るエラチューブ、1万メートルの水圧でも耐えられる深海クリーム、陸上の10倍のスピードで歩ける快速シューズ、海水を真水に変える真水ストロー、暗闇でも照らすヘッドライト、強力な衝撃波を出す水圧銃、体に吸収しやすいコンクフード、鮫を防ぐ寝袋等がある『海底ハイキングセット』の準備も完了。
早朝、ドラミに見送られながら、のび太の海底ハイキングが始まった。
サメと戦ったり、マリンスノーを見たりと、海底を冒険していくのび太。ところが、海底火山の噴火の衝撃で、のび太は吹き飛ばされてしまう。
気づいたとき、のび太は、通信機を初め、ほとんどの道具を紛失してしまっていた。そんなのび太の前に深海潜水艇が現れる。乗組員たちから、オバケだと勘違いされながらも潜水艇にしがみつき、辛うじて、帰ってくることができた。
余談
アニメ版では、ドラえもんとドラミがのび太を助けに行く展開となっている。