高見盛
たかみさかり
青森県出身の元大相撲力士。現在の東関親方。
概要
1976年5月12日生まれ、青森県出身。
本名は「加藤精彦」(かとう せいけん)、最高位は小結。
不祥事が続き、人気が低迷していた大相撲界隈の中でもとりわけ番付に左右されず人気の高かったガチンコ力士で、毎回多数の懸賞金がかけられ、テレビCMの出演も多かった。取り組み前にロボコップのような挙動(ルーティン)をよく見せていたことから、角界のロボコップの異名を持っていた。
最初は大関を期待されるほどの力を見せたが、出稽古で朝青龍からバックドロップのような危険な吊り出しを受け、右肩を亜脱臼し、以後人気は衰えないものの番付は低迷したまま力士生命を終えた。右を差す形が得意だが背筋も強く、土俵際でうっちゃりを見せて逆転勝利することもあった。
当時ダイナミックな塩撒きで有名だった北桜との取り組みはテレビ放送にてNHKアナウンサーが会場の雰囲気を味わってもらうために実況を止めて黙ることもあった。
2013年に現役を引退し、年寄「振分」を襲名。東関部屋の部屋付き親方として後進の指導に当たっている。2019年末、自身の兄弟子であった元潮丸の先代東関親方が逝去したため、先代東関親方の遺族の意向もあり2020年初場所後に年寄「東関」を襲名し、東関部屋を引き継ぐことになった。