概要
全車がサイドカーである。
元々は、第二次世界大戦中に軍用目的でドイツのBMWのバイクをコピーしたのが始まり。
戦後はドイツから押収した資料を基に、BMW・R75のコピー品を生産。
以降、現在に至るまでほぼそのままの姿で生産を継続している。
ちなみに、戦争中は敵国の知的財産権は無効化されるため、法的に問題は生じない。
自動車で言うUAZのように、共産主義特有の閉塞性から技術的進歩が殆ど無く、およそ現代のバイクとは思えない古めかしい見た目をしている。
しかし、基本設計の優秀さと、円熟の域に達した構成により、信頼性は高い。
軍用然とした見た目も相まって、世界中のミリオタに人気がある。
日本にも代理店が存在しており、新車で購入可能である。
余談
構造上、バイク側とサイドカー側を切り離すことは出来ない。
実質的に「新車で買えるBMWの旧車」である事から、バイク単品での販売を望む声は根強いが、今のところ実現していない。