作者が自分からつけている場合は謙遜の意味が大きいが、他者からつけられる場合はむしろ賞賛の意味のほうが大きい。
イラストというものは、現実世界では表現できないものも表現できるものであり、また「見栄えがあれば手法はどうでもいい」部分がある。
そのため、注目させたい場所の強調や、現実にはない空間作りとしてあえてパースを崩した絵なども存在する。
良く行われる例として挙げられるのは「向かい側真正面から見た電車のロングシート座席」(実際には被写体との距離が2.5m前後しかないためレンズ収差で周囲が必ずゆがんでしまい、爾後画像加工しない限り写真や動画では撮影できない)や、「ロボットの立ち絵設定画」(小型のオーラバトラーやレイバーですら実際には極度のパースがかかってしまい、各部でパースを違えないと作画用の設定画として成立しない)など多々ある。
写真トレスで線画を起こし、そのままのパースで画面を作るとむしろ逆に絵として嘘くさくなることも多い。
そして、他者がパースの崩れを認識した上で、その絵が魅力的であると感じるとこのタグをつける。