概要
本名:石橋広暉。
近畿大学相撲部で実績を残し、高砂部屋に入門して三段目付出として平成28年(2016年)3月場所の初土俵となる。
平成29年(2017年)9月場所にて新入幕力士として10勝5敗で敢闘賞を受賞、平成30年(2018年)7月場所にも敢闘賞を受賞するが前後は一進一退の成績であり目立つことはなかった。が、令和元年(2019年)5月場所において西前頭8枚目で12勝3敗の成績を上げ幕内最高優勝を遂げたことにより一躍注目を浴びる(殊勲・敢闘両賞も受賞)。
この2019年の5月場所の優勝は令和時代最初の幕内優勝となり、富山県出身力士としては大正時代の横綱・太刀山以来103年振りとなり、(当時の)三役経験の無い力士としては後に第50代横綱となる昭和36年(1961年)の西前頭13枚目・佐田の山以来58年振りの快挙だった。
以後、番付を順調に上げていき、令和元年(2019年)9月場所では西前頭2枚目で10勝を挙げ殊勲賞、11月場所にでは小結で11勝を挙げて技能賞を受賞した。
令和2年(2020年)1月場所には東関脇に昇進し10勝を挙げたことにより、3月場所は大関取りの場所に。終盤まで星1つの差で優勝を争っており、13日目・白鵬、14日目・鶴竜と横綱に連敗したが千秋楽に大関・貴景勝を破ったことによりこの場所11勝。直近3場所計32勝ではあるが、彼の相撲内容が審判部に評価され、場所後の臨時理事会にて大関昇進が決まった。