CV:小林由美子
概要
性別 | 女性 |
---|---|
年齢 | 12~13歳 |
身長 | 145cm(ヒール込み) |
体重 | 36kg |
「アスガルド帝国の聖母」と称えられる、ビフレスト皇国の生き残りの皇女という出自以外謎の女性。ミラージュプリズン編3章時点では名前のみの登場。
デミトリアスの傍にいるらしく、彼曰く「救世軍にいた頃のアルヴィンにはよくしてもらっていた」模様。
ミラージュプリズン編で本格的に動き出し、「リビングドール計画」の遂行の為に、四幻将が求めていた「失われた命」をはじめとする様々な異世界の存在を具現化している。
良くも悪くも純真無垢な性格。ビフレスト皇国を復興させたいという想いを一途に秘めている一方で倫理観が恐ろしくズレており、他者の心核(人格)を抜き取って別人の心核(人格)を植え付けるリビングドールの非人道性を訴えても、「別に元となった人物が死ぬ訳ではないのだからいいではないか」と全く理解していなかった(カイウス曰く「穴の開いたバケツに話をしている感じ」)。
その底知れなさにルビアは警戒しており、彼女と行動を共にしているミトスも「過去の自分を見ているようで反吐が出る」と内心で嫌悪している。
魔鏡戦争での敗北により、物心つく前に捕虜としてセールンドに送られ、そこで自分を親代わりとして育ててくれたデミトリアスを「義父上」と呼び、慕っている。
一方で、兄ウォーデンのみならず、多くのビフレスト国民を殺し、愛する故郷を滅ぼしたゲフィオン及び、彼女の「2人目」であるミリーナや彼女に与する者には、たとえ元仲間であっても強い敵意を向ける。
リビングドール計画
メルクリアが進めている計画。
「リビングドール」とは、アニマを何らかの経緯で失った又は失わせた状態の人間(死体や鏡映点の肉体が使われる)に別のアニマを注入してキメラ結合させる事で生まれる、魂を持った人形。しかし、元々のアニマを人為的に消す際に失敗すると、感情欠落による精神崩壊等のリスクがある。
ミラージュプリズン編5章で判明した目的は、「魔鏡戦争によるビフレスト皇国滅亡の際、命を落としたビフレスト国民を蘇らせる」及び「自分が見た事のない在りし日のビフレストの姿を見てみたい」事。
リビングドールとして甦った兄ナーザたちは、自身がリビングドールになってまでも生き返る事を望んでおらず、メルクリアには彼女が見たことすらない滅亡した祖国の事など忘れて自由に生きて欲しいと願っているが、メルクリアは見た事がないからこそ祖国を復活させたいと思っていると、平行線になっていた。
しかしフェアリーレクイエム編では、義父デミトリアスは今の世界を滅ぼして全く別の世界に移り、そこでビフレスト皇国を具現化させようとしている事がわかり、このままデミトリアスたちに従っていても蘇るのは最早かつての祖国ですらない事を理解する。また自分と共にいてくれたリヒターがデミトリアスたちにリビングドールにされてしまい、自分の事を全く認識していない別人格になってしまった事で、ようやく自分の元を離れていった鏡映点たちの言っていたことを理解した。
その経緯を経てメルクリアはミリーナたちと敵対しつつも、アスガルド帝国から距離を取り独自に動くようになった。