概要
もし地球に巨大隕石が墜落していなかったらという仮説に基づき、絶滅せずに高度な文明を築いた恐竜たちと原始人の少年との交流を描く作品。
原題は、『The Good Dinosaur』。監督はファインディング・ニモにて脚本を務めたボブ・ピーターソンが担当する予定だったが降板し、新監督としてピーター・ソーンが担当となった。
「もしも地球に隕石が衝突しなかったら」という仮定の下で進化した恐竜と少年の冒険を描いた物語である。
日本版エンディングテーマには、Kiroroの『Best Friend ~Mother Earth Version~』が起用された。
ストーリー
6500万年前、地球に隕石が衝突しなかったことで生き残った恐竜たちは、文明と言葉を持ち暮らしていた。
アパトサウルスの一家の末っ子で臆病者のアーロは、ある日家族とはぐれ独りになってしまう。
そこで出会ったのは勇敢な人間の少年、スポット。
何故か自分を守ろうとしてくれる彼に少しずつ心を開いて行ったアーロは、共に家族の元へと帰る旅に出る。
見た目も性格も正反対な一人ぼっち同士が、いつしか「はじめての友達」になっていく物語。
――怖がってもいいんだ。一歩踏み出した時、新しい世界が見える――
登場キャラクター
- アーロ
本作の主人公のアパトサウルスの男の子。
臆病な性格で、兄や姉に対して劣等感を抱いている。
- スポット
人間の少年。小柄だが大胆かつ勇敢な性格。
一人でいる理由とは…。
- ブッチ
CV:松重豊
厳つい姿をしたティラノサウルスの男。顎にはかつてワニとの戦いで負った古傷がある。
アーロに怖さとの向き合い方を教える。
- ラムジー
CV:片桐はいり
ブッチの娘。おしゃべり好きでお転婆なところがある。
- ナッシュ
CV:八嶋智人
ブッチの息子。好奇心旺盛でどこか抜けている。
- ヘンリー
CV:山野井仁
アーロの父。臆病な彼を優しく見守っていたが、洪水から彼を庇い命を落とす。
- イダ
CV:安田成美
アーロの母。臆病な彼を優しく見守る。
- ペット・コレクター
CV:かぬか光明
フリルのスパイクに無数の小動物を侍らせているスティラコサウルスのお爺さん。
- イナズマドカン
CV:落合弘治
本作のヴィランのニクトサウルス。救助隊を自称しながら、仲間たちとともに嵐の被害に遭った小動物を襲って捕食する卑劣漢。
- ブッバ
CV:青山穣
ブッチたちの牛を盗んだラプトル達のリーダー。
エピソード0
※以下、重大ネタバレ注意
日本国内ではピクサー公認で、本作のもう一人の主人公スポットの過去を描いた物語の前日談『エピソード0』が公開されている。
この物語では、劇中では描かれなかったスポットの家族や、彼がどのようにしてたくましい野性児へと成長したかが描かれている。
朗読を担当したのはスピードワゴンの小沢一敬。
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アパトサウルス ティラノサウルス スティラコサウルス ヴェロキラプトル
ダイナソー……ディズニー恐竜映画の先輩。