概要
『勇者特急マイトガイン』の登場人物。
CV:梁田清之
身長183cm、体重80kg。天秤座、血液型はO型。
歌舞伎メイクに兜を模した頭巾から突き出た丁髷、ぜんぜん忍んでない忍者装束に身を包み、背中に大刀を背負った色白の男性。
芝居がかった抑揚たっぷりの口調で喋り、口癖は「男は黙って~〇〇!」。
名前だけ見れば日本人だと思うだろうが、実はれっきとしたアングロサクソン系のアメリカ人。
自身が経営する江戸時代風のアミューズメントパーク「大江戸ランド」を隠れ蓑に、「古き良き日本文化を取り戻す」ため首領として、日本政府転覆を目論む忍者テロ集団「影の軍団」を率いている。
お付きのくノ一(?)らに大盃へ注がせた酒を一息に飲む、日本語もペラペラで如何にも日本文化への造詣が深いと思いきや、実際は大の日本かぶれ。
漢字はロクに読めず、烏龍茶を日本発祥の飲み物と思い込んでいたり、和服に草履や下駄ではなく革靴を履いていたりと、その日本愛はかなり歪なもの。
思い込みも凄いのか、自分を正当な日本国の将軍であると信じ込んでいる。
そんな調子なため、作中では終始コミカルな役回りではあるものの、鉄道網の破壊活動や天才少年の誘拐、戦国武将をクローン技術を用いて現代に蘇らせるなど、実はやっていることはけっこうちゃんと悪役していたりする。
当初は大江戸ランドの経営も上々、優秀な部下たちもある程度は成果をあげていた。
しかし次第にランドの経営が傾き、部下たちも次々に勇者特急隊に敗れて逮捕されてしまう。
そして遂にランドへ集めたお客たちを閉じ込めて日本からの独立を企て、お客たちに自国民として自給自足・収入のすべてを自身へ捧げる法律を強要した。
当然支持を得られる筈もなく、お客さんたちの反乱や偶々居合わせていた舞人らの活躍もあってランドは壊滅。
専用のロボットに乗り込んでマイトガインに挑みかかり、あと一歩のところまで追い詰めるが、落城にショックを受けた一瞬の隙を突かれて敗北し、逃走した。
逃走後は時代錯誤なガマの油売りで再起を図りつつ、埋蔵金の発掘に乗り出す。
結果として埋蔵金は手に入れたものの、運悪く小沢警部に出くわしてしまったため、テロ行為諸々の罪で遂にお縄となった。
逮捕された後は持ち前の忍者フィジカルで脱獄し、クリスマスイブの夜には旋風寺邸に侵入して宝を盗み出そうと画策。
途中で同じく窃盗目的で潜り込んでいたカトリーヌ・ビトンと遭遇するも、ノーメイクに囚人服姿だったこともあって自身がショーグン・ミフネであることは信じてもらえなかった。
そしてあえなく再逮捕された。
最終回ではまたしても脱獄しており、小沢警部に追いかけられていた。
余談
作中で純粋な身体能力でマイトガインを追い詰めたのは、彼とその部下の面々だけである。
自身は居城の崩壊による精神的ショックが生んだ一瞬の放心状態や、一度はマイトガインを退けた部下のコジローは気配を感じ取って攻撃できる自力への過信など、フィジカル面では間違いなくどの悪党たちよりも勝っていたが、精神面での弱さが敗因であった。