「医者要らずの島」として知られる離島、波留島に流れ着いたKの一族・神津家の少女。
同島の診療所で神津一友の娘として生を受けた、島唯一の子供(初登場時点では小学生だった)。
大雨の日に自身の外出が原因で父を亡くして失意に暮れていたところ、父と同じKの一族の医師である神代一郎と出会い、彼に認められようと奮闘する日々を送っていた。
そんな中、母を喪って自分探しの旅に出ていた黒須一也と出会い、Kの一族に纏わる宿命と一友や一郎の真意を知っていく事になる。
その後は一郎に師事しながら暮らしていたが、高校・大学への進学と島外の環境を学ぶことを目的に一郎の息子・神代一人が暮らすN県T村へ下宿することになる。当初は一人の診療所に住む予定だったが、村で暮らす元傭兵の老人・秋葉と出会ったことを機に、義足の彼を介護するため秋葉の暮らす山小屋で同居することになった。
高校に通い出してからは動きやすさを重視してか、制服はズボンを着用している。
また、同年代との登場が少なかったためにわかりにくいが、高校では普通の体格の女子より頭一つ分背が高い(成人男性である高品龍太郎とほぼ同じ程度の身長)。
小学生時は先述のトラウマの影響もあって生意気な面が目立ったが、高校進学時には朗らかかつ有事には頼もしい表情を見せる女性へと成長を遂げていた。
人を救う使命感と強い正義感を持つが、高校でストーカーの疑いが出た時は逃げ一択を選ぶなど、他のKの一族の様に暴漢と渡り合えるような戦闘能力はなく、恐怖が先立つなどこの点は普通の女子の感覚を持っている。
一友と一郎の医療行為を見学していたため、幼い頃から独学で医療知識を会得している。
一郎に師事して数年経過した中学卒業時点では既に骨折の応急処置、手術の助手をこなす程度の実力を得ており、一郎からも手際の良さを認められている。
Kの一族とあって、女性ながら中々の身体能力の持ち主であり、救助のためロッククライミングを試みた際、補助の命綱があったとは言え咄嗟に上の異常を察して自分の腕力だけでの登頂に切り替えて岩壁を登っている。幼い頃から島内を駆け巡った身軽さは他のKの一族にない彼女の特徴であり、文字通りフットワークの軽さは随一。島の地理にも詳しく、炭鉱内の抜け道も把握している。
高校の体育では、指導等を受けたことがないため、粗削りであるにもかかわらず校内記録を更新し、周囲から日本記録も目指せると太鼓判を押されたが、海本人は目指す道があるため、断りを入れている。
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