概要
互いを認め、高め合う者としてかけがえのない関係を築き、互いの親を含めた周囲も二人のことを認め応援し、ひとたび医療現場に立った際の阿吽の呼吸ぶりはもはや夫婦のそれすら超えているが、知り合って10年以上が経過した2023年現在でも付き合っていない。
一也は作中でも詩織に恋愛感情を明確に向けているが、譲介が「いつの時代の人間だ」と突っ込むレベルの超奥手である上に、(詩織が一人の人間として認めてくれたとはいえ)西城KAZUYAのクローンでありKの後継者というどうあっても覆せない負い目を抱えている。
一方の詩織は一也を「気になる友人」とは認識しているが医師としての対抗心に燃えているあまりに本能的には異性として認識していないフシがある。一也の異性へのデリカシーの無さを事あるごとに指摘しているが、こちらもとんだ朴念仁、というわけである。
作中でも「宮坂から押し倒しでもしない限り進展しないぞ」と言われているが、果たしてそれがいつになるかは誰も知らない。
読者の中でも「いいかげんにくっつけ」という声と「この関係を見守っていたい」という声、そしてその相反する感情を一人で抱えて悶える声など色々な声が聞かれる。