爆血
ばっけつ
漫画『鬼滅の刃』のヒロイン「竈門禰豆子」の用いる血鬼術(必殺技)
概要
自らの血を爆熱させる事により、血が付着した対象を焼却あるいは爆裂させる術。
その火力は鬼舞辻無惨の直属である十二鬼月の鋼糸すら滅却せしめた。
だが威力以上に、この術の最大の特徴となるのは、人喰い鬼の細胞のみを焼却する効果である。
人間や衣類はこの炎に触れても燃えず、むしろこの火で人を包めば鬼が生み出した毒を人の体内から消滅させる解毒効果や、術の効果を弱める効果さえある。
また、鬼をこの血鬼術の火で焼くと、焼いた部分は再生能力が鈍り中々治らなくなる効果もあり、特に再生能力が高く身体欠損すら秒で治る上弦の鬼に対しても、この火で焼けば多少は足止めすることができる。一般の鬼に対しては未使用なのでどの程度効果があるか不明である。
全ての人喰い鬼は、鬼舞辻無惨に血を分け与えられた者が適応して生まれる事から、禰豆子の術は親殺しの火そのものとでも言うべき、極めて特殊な――あるいは「矛盾している」とすら言える――性質を有している。
血を媒介とすることから、負傷していない状態では自身の爪で己の身体を傷つける事で発動させる。
なお、血鬼術の行使は通常の戦闘行動以上に“力”を消費するため、戦闘後は術の行使頻度に比した眠り(エネルギー補給)が必要となってしまう。
禰豆子自身もこのエネルギー消費を本能的に理解しているようで、敵対する鬼の強さを鑑みて、可能な限り体術のみで戦おうとする傾向を見せている。