ナナ(恋ヶ崎)
なな
概要
メイドや護衛として本編の主人公に仕えている人造少女で、正式な名前は『HU-M-T-777(ヒューマノイドユーティリティメイドエディション・TジェネレーションNo.777)』。
『ナナ』は主人公が長くて覚えにくいからという事で主人公がつけた名前である。
耳の部分がメカになっていることを除けば見た目は普通の少女との違いはない。
本来、人造女子は『無感情で忠臣的なのが普通』とされているのだが、
ナナの場合はそれに反する『人造女子には相応しくない人間らしさや感情(本人曰く「おちゃめ」)を持っている』という事で、エラーのある欠陥品として廃棄処分されることになっていたのだが、自分の生みの親である工場長達と話し合って『自分を何の問題のない人造女子と偽って最低レベルの男子に仕える』という一か八かの賭けを実行して、その最低レベルの男子である主人公が恋ヶ崎超女学園に編入することが決まったため、賭けには成功して、廃棄処分を免れている。(本来なら男子は自分に仕える人造女子を好きに選ぶことができるのだが、主人公は落ちこぼれだったためその権利はなかった)
そのため主人公を含む恋ヶ崎超女学園に所属する全ての人物に、自分が欠陥のある人造女子であることを秘密にしている。
また、人造女子の中は男子のストレスのはけ口にされるケースもあるのだが、主人公はナナに対してそういったことは一切せず、むしろナナを人間と同じように……そして一人の女子として扱っているため、ナナは主人公に対しては人造女子に組み込まれたプログラムとは関係なしに絶対の忠誠を誓っている。そして自分が仕える主である主人公のことを『ご主人様』と呼び、ヒロイン達を『様付け』で呼び、ですます口調で話す等、礼儀正しいのだが、主人公に対しては口が悪くなることもある。
人造女子であるナナは『男子のサポート』を目的として作られただけあって、欠陥品とはいえ優等生な女子ですら太刀打ちできない程にあらゆる能力が極めて優れており、あらゆる家事を完璧にこなしたり、早着替え技でシュババババと(言いながら)一瞬で私服姿から礼服姿へと着替えさせたり、山で出くわした野生のクマをどこぞのアンパンヒーローの如くパンチ一発でお星さまにしたり、人間ではないため、自力で空を飛んだりと色々と反則そのものな能力の持ち主である。その為、ナナをはじめとする人造女子は公式・非公式に関係なく、自分から大会やゲームの類に参加することはなく、その権利もないらしい。
余談
人造女子であるナナは、厳密には主人公の恋の成就の相手ではく、主人公とは恋人関係ではないのだが、初登場カードは桜子たちメインヒロインと同じくSPカードであり、そのSPカードも桜子たちの初登場カードであるSPカードと並べて紹介されているため、ナナは0番目のメインヒロインと言っても過言ではないだろう。
イベントで恋ヶ崎の制服を着用したときは、裏地が赤のもの(2年生仕様)を着用していた。