概要
広島県庄原市にあるJR西日本の駅で、1955(昭和30)年に芸備線の駅として開業した。新見駅管理の無人駅である。
駅舎は存在せず、入口付近に内名駅であることを表す看板もないため「道路を歩いていたらいつの間にかホームに入っていた」という感覚が味わえる。
簡易委託時代は近くの菅簡易郵便局で200円区間の乗車券を販売していた。これは上りだと隣の東城駅、下りだと2つ先の小奴可駅までの乗車券となり、いわゆる東城~備後落合間の「超過疎区間」からの脱出は出来ない。
2017(平成29)年度の平均利用客数は3人/日であり、これは超過疎区間の中では最も多い数値となっている(東城を除く)。ただし前年度は0人であった。
周辺民家は駅から容易に視認できる1軒以外存在しない。
駅構造
1面1線の地上駅。駅舎はないが中央にトイレと待合所がある。
田森自治振興区との関係
は田森自治振興区によってさまざまな利用促進運動が行われており、2015(平成27)年には開業60周年記念式典が開催された。現在でも待合所には内名駅に関する新聞の切り抜きや、式典の際に制作されたスタンプとスタンプを押せる欄がある記念シートのほか、季節ごとに種類が変化する缶バッジ等が設置されている。
また、田森自治振興センターに内名駅で撮影した写真を持参すると、その場でオリジナル缶バッジを製作することが出来る。1コ300円で作成可能。内名駅からは片道徒歩1時間半強かかる。実は備後八幡駅からの方が若干早く着くことができるらしい…。