概要
広島県安芸高田市にあるJR西日本の駅で、1915(大正4)年に芸備鉄道(現在の芸備線)の駅として開業した。広島駅管理の簡易委託駅である。
駅名は周辺にあった旧吉田町に由来するが、当駅の所在地は小田村である。これは吉田町が「町の存亡にかかわる」として熱心に誘致活動を行ったが地理的事情で断念されたためであり、いずれ当駅から吉田町へ鉄道が敷設できる構造にしたうえで「吉田口駅」となった経緯をもつ。鉄道が敷かれている小田村に決定権はなかったのか…。
なお、吉田町への鉄道路線はこれを目指した鉄道が設立されるも結局実現には至らず、2004(平成16)年に旧小田村の甲田町もろとも安芸高田市として1つの自治体になった。
駅舎は市が管理する集会所「プラットハウス」と合築で、1992(平成4)年竣工。お好み焼き店が入居しており、広島名物を駅から徒歩0分で楽しめる。市の小原地域振興会がプラットハウスの管理とともに駅管理を委託されている。
2017(平成29)年度の平均利用客数は52人/日である。
駅構造
1面2線の地上駅。交換可能駅である。
※記載駅名は駅設置ののりば表記に準拠。