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自作PCの編集履歴

2020-06-16 09:50:58 バージョン

自作PC

じさくぱそこん

市販されている汎用部品を組み立てて作ったパソコン。パソコンは自作できる。

概要

市販されているATX規格という汎用規格の部品を組み合わせて自作したパソコンのこと。

よほど重症の人以外は、大体デスクトップパソコンを自作することとなる。

現在、日本では「生活する上で(或いは仕事で)必要に迫られてパソコンを自作する」という人は自作情報誌のライターくらいで、完全な趣味ないし実益を兼ねた趣味として自作する人がほとんど。


技術や、部品の価格次第では市販のパソコンより低コストで高性能なパソコンを作ったり、性能は大差なくても高品質・高耐久なPCを作ったりと自分の求めるベター若しくはベストなPCを入手できる。


一方で、購入した個々の部品はともかく、完成したパソコンは「ユーザー以外修理が出来ない」代物になるのでメーカーやショップに頼らずにあらゆるトラブルを自力で解決しなければならない(有償でトラブルシューティングや修復を行うショップもある)。

また、星の数ほどもあるPCパーツの中から適切な部品をチョイスし使用者に理想的なPCを構築するには非常に豊富な知識とセンスを必要とする。宛ら香辛料からカレーを作ってるようなモノである。


特色

高い性能が要求されるゲームCAD3DCGの制作などのパソコンに高い負荷が掛かる作業を行う場合は、それらに最適化した構成とすることで市販パソコンに大きく差をつけることができる。

最近では、カラフルなLED照明などを内蔵させたドレスアップ仕様(今ではクリエイター仕様以外標準化している)や、水冷CPUクーラーなど個性的なマシンを自作するユーザーが増えている。

また、ミドルレンジ以上の製品は総じて電源回路の規模や品質が高く、信号配線の反射ノイズ抑制などの工夫が相応にされており市販パソコンを超える品質を持つことが多い。

昨今の流行として、オーディオ回路のパターン分離・オーディオ専用コンデンサを用いてるケースが多くオンボードの高音質化が施され市販品との差別化がされている。


また、動画の再生や事務作業などパソコンにさほど負荷を掛けない作業をメインとする場合でも、例えばフロッピーディスクドライブや古い規格のインターフェイスを追加したり、サウンドカードの追加で高音質化したり静音性に特化した構成にしたりと既製品には無い要求に応えた形とすることが可能である。


しかしながら、あまり拘りがない場合は既製品を買ったほうが無難な場合も多い。

特に現在では、大手メーカー製でもインターネット販売に絞った上で細かいカスタマイズに対応した機種や、自作PCに強みがあるパソコンショップが汎用部品を組み立てて大手メーカーの同等機種より安価に販売する「BTO機」、ショップ店頭で店員と任意の部品を選択・購入したうえで組み立てと動作チェックをショップの店員に任せる「組み立て代行」など幅広い選択肢がある。



初めての自作は…

初めての自作で大切なことは、知識もさることながら経験者とのコミュニケーションである。

つまり、まず信頼できるショップなり経験豊富で良識がある自作経験者を味方に付けて積極的に相談するというプロセスが外せない。

説教臭いことと、地方在住で周りにショップもパソコンを作るイカれ…自作経験者も居ない人には厳しい条件であることは百も承知であるが、

  1. 人によって求める性能が違う
  2. 決して安い買い物ではない
  3. 組立作業で細心の注意を要する工程がある
  4. 必要な知識を得る上での疑問点や、組み立てや実際に動作させた時に発生する(かもしれない)トラブルは人によって違う

ため、まずはこれが第一である。

どうしてもこの条件をクリアできない人は充分なリサーチ(当然最新の情報が必要である)を行った上で人柱覚悟で挑む(※)なり、既製品(BTO機がよい)を買って徐々にカスタムした上で自作経験者並みのスキルを積むなり、といった手段も無くはない。

どちらにせよお金と時間が掛かるけどしかたないね。一応、自作PC専門誌も季刊誌で販売しておりそれを見て作ればその時の一般的なPCは作れる。


  • (※):予備のパソコンが1台あれば、万が一故障したときのデータの救出や修復作業が行いやすくなるので強く推奨する。また、ある程度部品の互換性がある機種の場合は故障部品の特定にも使える。

かつては、入り辛い雰囲気のショップにバリバリ硬派のマニアが屯してパーツの品番と値段しか書いていない価格表を睨みつつ部品を一個づつ購入… といった具合に初見殺しの風潮が強かったものの、いわゆる半完成品である『ベアボーンキット』の普及や、必要な部品一式を「自作キット」の体裁で販売する(自力で完成できなかった場合、前出の「組み立て代行」料金を追加で払うことで店舗スタッフが組み上げてくれるオプションサービスがある場合も)ショップが増えたこと、自作初心者に向けたわかり易い情報発信を積極的に行うメディアが増えたことなどから、以前より敷居は大きく下がっている。


とは云え、基本的にあらゆるトラブルを自力で解決できる能力と根気がある人以外には薦められない趣味(行為)である。

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